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2004.10.31
文化庁長官官房著作権課の出した結論 ──それでも地球は動き、文化庁は踊り、おだてられたブタは木に登る
11月2日 に予定されている、文化審議会著作権分科会の法制問題小委員会(第3回)への傍聴受付が、実は締切日を前に締め切られていた。もちろん傍聴希望者が定員数を超えれば受付締切になる旨も示されていたので、文化庁がズルをやったのでは決してない。
これの受付が 10月26日 からで、受付締切りに私が気づいたのが 28日 のこと。いつもは定員に達しないためか予定日まで受付がなされていたから、いかに今回の法制問題小委員会への注目度が高いか判る。パブコメに関して、資料の配付と議論が為される予定だからだろう。私も資料入手が目的のひとつである(勿論、第一の目的は議論の内容をこの目で確かめることである)。
さて。私自身は 26日 のうちに申し込んでいた。が、受付締切りを知った時点で、席が確保されると送られてくる筈の案内メールがまだ来ていないことに不安を感じた。ひょっとしたら申込みメールが届いていないのではないか、と。悶々とするのも嫌なので確認のメールを著作権課に送ってみたら、丁寧な返答を戴いた。まだ席の確保できる人が確定していないこと、もし報道枠に余裕ができたときは他の枠で漏れた人に充てる考えがあるということだった。
普段はアンチ文化庁的な発言ばかりしている私ではあるが、こうした役人ひとりひとりを見ると、頭の下がる思いをすることもしばしばである。例えば、先のパブコメ(改正要望事項の方)の対象となった資料のまとめ方なども、1箇所だけ疑問に思うようなところがあったものの、流石と思わせるような手際だった。
何かと一部の人間(某課長とか)の発言、文化庁として下す最終的な決定(法案を含め)などを批判するのに、「文化庁」を一緒くたに批判することとなりがちだが、その批判対象を「文化庁」としてしまうのは適切なんだろうかという疑問はずっと持っている。責任の所在を追求した上で、そこを批判することが必要なのではないか、と。
もちろん文化庁の名で出された結論である、それをもって「文化庁」が批判されるのは当然のことであろう。ただ、私自身の問題意識として心に留めておきたいと思っている訳だ。前著作権課長の岡本薫氏の講演を(都内某所で)聴いて感銘を受けた今だから、そんなことを私は考えてしまう。
──しかし、またしても著作権課に対して抗議のメールを書く羽目になりそうだ。
Watchdog 系 Weblog では既報だが、文化庁が著作権法施行令改正への方針を発表した。すなわち還流防止措置の適用期間を決定するものである。
http://publiccomment.seesaa.net/article/914285.html
「著作権法改正要望のパブリックコメントを追跡する:
文化庁が本日、マスコミに配布した報道発表資料」
http://blog.melma.com/00089025/20041030001255
「melma!blog [The Trembling of a Leaf]」
▲ 見出し「究極の後出しジャンケン」。
謎工氏による論評。
意見募集する際に文化庁が示した「4年」の方針をそのまま決定した形である。
そして「根拠」を初めて示している。
お年寄りに運動をしてもらおうと思うんですが、約6万人のお年寄りを調査したところ
具体例
・83歳男性、100メートルを14秒で走破する。
・76歳女性、フルマラソンを4時間で走破する。
という方もおり、お年寄りといっても一概に体力が無いというわけではないので、5000メートルを日本に住むお年寄り全員に走ってもらうことにします。
注:100メートル14秒、フルマラソン5時間がいかに優れた記録であるかというのは、調査した6万人中、約40%の方がこの記録に遠く及ばなかった事からも明らかです
──呆れるというか、何の言葉も無いというか。
その、文化庁の発表について他の Weblog がコテンパンに論破しているので、そちらを読んで戴くこととしよう。
http://banraidou.seesaa.net/article/917569.html
「万来堂日記:
還流盤輸入禁止期間は4年に正式決定
或いは馬鹿は何をやらせても馬鹿」
▲ 音楽ファンの思いを代弁する内容だと思う。
少なくとも、私にとってはそうだ。
http://watchdogs.himajin.jp/news/000133.php
「10/29 文化庁発表についてのクロスレビュー
: Music Watchdogs」
▲ この問題をクロスレビューとして特集している。
今後の Watchdog のあり方を示唆する意見もある。
http://d.hatena.ne.jp/face_urbansoul/20041029
「はてなダイアリー - facethemusic」
▲ 見出し「『音楽レコードの還流防止措置期間は4年』
政府が公式決定」。
文化庁が「根拠」として挙げた“例”に対して明快な反論を掲載。
私としては、(他のブロガーたちが代弁してくれていることもあって)件の発表をもはや真面目に論評する気が起きない。だから文化庁へは一言だけ言っておこう。
──資料をすべて開示せよ。
それでも地球は動く。
時は流れていく。
音楽ファンによって、音楽は聴かれ続ける。
ただそれが、国内のレコード会社が発売した音盤であるとは限らない訳だが。
輸入盤が入ってくるうちは、音楽ファンはそれを買うだろう。
それすら叶わなくなれば、中古市場が今以上に重要な位置を占めてくる。
「還流防止措置」が邦楽だけで終わるとは誰も信じちゃいない。
これからどうするか。
まずは文化庁に抗議し、根拠とした調査内容の開示を求める。
パブリックコメントの結果についても開示を求める。
還流防止措置の改正を求めていく。
当然、 Watchdog としての活動が終わることなどない。
──余談。
文化庁の発表を引用しようとして、誤って『万来堂日記』での例え話を引用してしまいました。しかし敢えて訂正はしません。あのくだらない発表文を吟味したい方は、リンク先を参照くださいませ。
投稿:by 谷分 章優 07:31 午後 [「輸入権」問題, 著作権行政 watch] | 固定リンク
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» 語数を増やしても言ってることは同じ ──「著作権法施行令の改正に関するパブリックコメント(意見提出手続き)の結果について」 [試される。(ココログ mix) から]
(注:改まって論じるのもバカらしいので、いつもと文体が変わっていたりします。) 続きを読む
受信 2004/11/04 4:34:51


