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2005.09.30
パブコメ叩き台(2) ──汎用機器・記録媒体について
2.私的録音録画補償金の見直しについて
(3)汎用機器・記録媒体の取扱いについて 38頁から 39頁
【意見】
基本的に、法制問題小委員会での多数意見に賛成である。
【理由】
●私的録音・録画を行なわない購入者からも強制的に一律に課金することになり、また現状として補償金返還制度は全く機能していない。こうした補償金制度の歪みが拡大する汎用機器・記録媒体への課金は行なうべきではない。汎用機器・記録媒体においては、ハードディスクやデータ用 CD-R 等に課金するという前提である限り 今後どの時点においても適切に処理できないと思われる(私的録音録画補償金制度を根本的に見直し、別の課金方法を模索すべきである)。
●私的録音録画補償金制度自体の問題点を放置したまま課金対象を広げるのは、制度の歪みを大きくすることとなり妥当でない。また、課金の正当性を欠いたまま汎用機器・記録媒体へ対象拡大することは、今後その対象拡大を無制限に許す口実になりかねない。よって慎重に検討されなければならない。
●汎用機器・記録媒体において、私的録音・録画に使われる者が相当割合を占めないと思われる。各種調査によれば、汎用機器・記録媒体へ録音・録画を行なう者は多くて半分程度である。
●私的録音・録画の態様として、タイムシフト・プレイスシフト・メディアシフトについては、本質的に権利者への不利益を与えるとは考えられず、私的録音録画補償金を課すべきでない。仮に補償金を課すとしても、まず「経済的不利益」がいかなるものかを明らかにすることが必要である。これは専用機器・記録媒体についても言えることではあるが、汎用機器では特にタイムシフト・メディアシフトとしての使われ方が顕著であり、私的録音・録画を行なう者にとっても課金が相当でない場合が多いと思われる(私的録音・録画をしない者にとっては言わずもがなである)。
●私的録音補償金については、買ったCD・レンタルCD・配信音源からの私的複製では そもそも権利者の経済的不利益は生じていない(対価を支払い済みだからである)ため、そこへの課金は妥当でない。この問題を放置してきたことが、未だに私的録音録画補償金制度への消費者の理解を全く得られていない一因と思われる。こうした私的録音・録画については、補償金の支払いを免除する規定を設けるべきである。
●私的録画補償金については、ハードディスクへの一時的な録画に対し課金すべきではない。ハードディスクは一般的に限られた期間のみ使えるもの(消耗品であり利用者は皆 破損やデータ消失の可能性を考慮して使用している)であり、その利用は本質的に「タイムシフト」である。私的録音録画補償金制度創設時には、放送からの録画が「ライブラリ」として保存されることを問題視して議論を進めており、この態様の私的録画に対処するには、ハードディスクの録画物から DVD や CD-R 等へバックアップした際に課金することで充分である(すなわち現行の私的録画補償金が課せられた記録媒体の適切な使用を呼びかけるのが妥当であろう)。
●汎用機器・記録媒体のうち、汎用機器については一時的な録音・録画が可能なだけであり、権利者への不利益は小さいと考えられる。記録媒体については、データを長期間保存することを前提としており、(対価支払い済みのものがコピー元となる場合を除いて)正規商品との競合をもたらす おそれが充分考えられる。よって、現行の私的録画補償金が課金された記録媒体の使用を促進することをもって対策とし、補償金制度の周知徹底を図ることが望ましい。
【追記】
暇人#9の独断と偏見(ちょっとした注釈)
──以下は そのままパブコメにコピペしないように。
●汎用機器・記録媒体への課金については、極めて実現困難である。現行制度の延長として課金を決めたとしても、著作権法の改定が必要な上 憲法違反となるおそれを生じる。従って意見提出を見送っても大勢に影響は無いと思われるが、私は敢えて法制問題小委員会への賛意を示すことを選んだ。
●さらには、タイムシフト・プレイスシフト・メディアシフトへの課金を免除する旨を求める方向性を付け加えた。これは かなり極端な意見と言えるものなので、賛同できる人のみコピペして戴きたい。おそらく消費者の心理としては受け入れやすい考え方だとは思うけれども。
●本来 補償金を課すべき私的録音・録画の態様が特定されれば、おそらく機器・記録媒体に課金するような大雑把な方法ではなく、別の課金方法を考えねばならなくなるだろう(汎用機器・記録媒体では特に)。その際に消費者の側で何かアイディアが浮かべば、積極的に提案していきたいところではある(混乱に乗じて、補償金を払わなくても済むのを期待したりする事態が仮に起こったりすれば、それはフェアではないと私は思う)。
●意見提出をした後でも、私的録音録画補償金制度への理解を深める努力をぜひ続けていただきたい。この問題は音楽ファンと著作権問題との最も解りやすい接点である。著作権制度の適正化を図るためにも、消費者の側でも興味を持ち続けることが肝要であると思う。私がこう言うのも何だが、 JASRAC の主張がいつも間違っている訳ではないのだから(ただ反発するのではなく、真実を求めよう)。
さて。法制小委#8において、文化庁著作権課(法制小委事務局)はパブコメの「中間発表」を行ないました。これは極めて異例な事態であり、また「集計はしない」としていたにも拘わらずの発表でした。この発表を機に、 iPod 課金賛成派による組織票が画策されるおそれがあります。
だから、この私的録音録画補償金制度に疑問を感じている方はパブコメを出しましょう。何でも構いません、文化庁が要求しているフォーマットを満たしさえすれば。私の「叩き台」その他をコピペするのも方法のひとつ。それをアレンジできればなお良し(「暇人#9の独断と偏見」は単なる希望でしかありませんから)。
──締切りまで1週間を切りました。駆け込み意見、大歓迎です。
http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2005/05090803.htm
「『文化審議会著作権分科会法制問題小委員会 審議の経過』
に対する意見募集について」
(文部科学省)
投稿:by 谷分 章優 12:15 午後 [著作権行政 watch, 音楽業界の愚行] | 固定リンク
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» iPod課金の是非に対するパブリックコメント募集開始!! [Where is a limit? から]
文化庁経由「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会 審議の経過」に対する意見募集についてが掲載されています。気になる部分を引用させて戴くと【御意見の提出方法】 (1) 提出方法:郵便、FAX又は電子メール ※ 電子メールによる場合、テキストファイルにてお..... 続きを読む
受信 2005/09/30 15:41:54
» 試される。(ココログ mix)さん作成パブコメ用テンプレート。 [ふっかつ!れしのお探しモノげっき から]
■試される。(ココログ mix)さんがパブコメ用テンプレートをあげてくださってます。
ありがとうございます&おつかれさまです~m(__)m;;
アタシも使わせてもらいます。これをご自分の意見を交えて、ぜひパブコメだそうね。
■試される。(ココログ mix) "私的録...... 続きを読む
受信 2005/09/30 19:58:26


