2006.04.30

玉置浩二 『PRESENT』 :総評

※この記事は、私が運営するウェブサイト『スターレス 〜たそがれ玉置浩二〜』用に書いたもの(草稿)です。思いのほか長くなってしまったので、おそらく当該ページには短縮して載せることになるかと思います。

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玉置浩二

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『PRESENT / 玉置浩二』 2006年4月5日発売 ★★★★★

 前作の『今日というこの日を生きていこう』は快作だった。松井五郎と再び組むことで詞作の幅を得、「安全地帯」という自ら囚われた枠から解放され、全てをコントロールできた結果 統一感のある作品に仕上がっていた。玉置浩二がソロ作品として発表するに相応しい内容だったと言える。
 その反面、音作りの引き出しが少なくなりつつあり“似た曲”が同じアルバムに並存するなどの行き詰まり感も漂っていた。選曲や配置に甘さが残るのも相変わらず。
 ──で、今回のアルバム 『PRESENT』 である。
 私の感想を一言で表せば「傑作」。

 最大の特徴は、前作発表後のコンサートツアーで結成されたバンド(玉置浩二+安藤さと子+矢萩渉+カルロス菅野+ギター・土方隆行+ベース・コモブチキイチロウ+ドラムス・渡嘉敷祐一)が中心となってレコーディングに望んでいるところである。従来の玉置ソロでは一人多重録音が基本であり、安藤さと子や矢萩渉らがサポートに入ることはあっても、殆どが玉置浩二ひとりの生理的リズムを基調として正確に嵌め込まれた“寄木細工”の如き音作りであった。それが、今回はアルバム制作中にドラマ『あいのうた』への出演が重なったためか、本作での録音はバンドメンバーのアイディアに“おまかせ”した部分が多かったという。
 その結果、従来の玉置ソロでは聴けなかった新たなリズム感が得られた(一人多重録音の極致である痛快作『スペード』と比較すればよく判る)。ここまでうねるリズムは安全地帯ですら使われなかったのではないか。更には、玉置浩二が専念することになったであろう歌メロについても捻りあるものに仕上がった。玉置浩二が音作りのコントロールを緩め、バンドの面々が貢献を積み上げていくことで、あのメンバーならではの音が出てきた印象である。
 言ってみれば、“玉置浩二バンドのファーストアルバム”か。

「いつもどこかで」 「Lion」 「夜想」「発散だー !!」 「プレゼント」「おいでよ 僕の国へ」──と近作シングル曲がカップリング曲ともども多く収録されているのだが、これは一定のレベルを要求された既発曲であるだけにアルバム収録曲のレベル底上げに貢献しこそすれ、ネガティブに考えるべきことではなかろう。現に本アルバムの中でも、各曲が分というものを弁えた位置におり嫌らしさを感じさせない(実は私がこれらシングル曲を評価しているとは必ずしも限らないところから言っても、分相応の配置は評価に値する)。一般的アルバムにありがちな“シングル曲だのみ”の雰囲気を避けるため、シングル曲を減らして新曲を増やすという選択肢も当然考えられる。しかし本アルバムについて言えば、それは唯一の解ではなかったということだ。
 尤もバンドとして特徴ある音を刻み込んでいるのは むしろ新曲の方だったりする。 「Melon Water」 「シェルター」「延長戦」といったアルバムトップの3曲は初聴時に私がノックアウトされたほどの出来だし、「虹のラララ」「ヒトリゴト」 「Help」 もそれぞれの曲の持ち味を引き立たせる演奏である(別の言い方をすれば、曲を一律に染める“玉置浩二臭”が薄まっている感じではある。この辺り好き嫌いが分かれそうだ。なおシングル曲では「発散だー !!」 の演奏も楽しく、これのインスト版を聴くためだけにシングル盤を買う価値があるかも知れない)。
 そしてアルバム最高潮はラストの2曲、「おいでよ 僕の国へ」「やせっぽちの星」にある。 『PRESENT』 というアルバムタイトルからすれば「プレゼント」(ドラマの主題歌としてそれなりにヒット)が中心になりそうなものだが、制作当初から玉置浩二の亡き飼い猫・ドーキュウに捧げる作品として位置づけられていたために この2曲が重要な役割を与えられたのである。前者は猫から人間への視点で描かれた詞を持ち、後者は玉置夫妻からドーキュウへの追悼が表現されている(この曲のみ玉置・安藤だけで作詞・作曲・録音)。そしてアルバムは感動のうちに終わるのである。
 ここまでで全収録曲のタイトルを挙げてもなお言い足りない。それだけ魅力ある曲ばかりなのだ。

 いつもの私の調子だと、ここらでアルバムに感じた欠点を列挙するところだ。しかしここまでの「傑作」に文句をつけるほど私も鬼ではない。まぁあえて指摘するとすれば、“もっと新曲が聴きたかった!”といったところか。
 とは言え、シングル曲が多く収録されているのなら新曲が少ないのは仕方ない。前述のとおり、今回のシングル曲収録はアルバムの出来にネガティブな影響を与えるものではない。もし新曲を無理に増やしたところで、『安全地帯 IX』 の時のように「曲の絞り込みが足りない!」と指摘する羽目になるのがオチであろう。おそらくは今回のような“腹八分目”が丁度いいのだ。

 本アルバムは、玉置浩二による全アルバムを通して見ても、その現役性を知るのに重要な作品と言える。まだまだ枯れちゃいない。久々に、掛け値なしでオススメできるアルバムが出てきたのだ。
 そしてこの「傑作」をものにした玉置浩二バンドの面々は、本アルバムと同じ名 『PRESENT』 を冠してコンサートツアーを行なっている真っ最中である。バンドの良さを生で体験できるところであるし、更には最終公演を WOWOW で放送するという発表もあった。この流れで行けばライヴアルバムや DVD の発売も期待できる。まだまだバンドの活躍は続く。




【追記──というかヒトリゴト】

 以上のような成果を収めた玉置浩二バンド。彼らには次のアルバムがあるだろうか? いや、厳しいことを言えば、次も「傑作」をものにすることができるだろうか?
 これは“やってみなければわからない”。今回は第一発目ということで、玉置ソロとして新機軸に見えたということが高評価に繋がっている。しかし、次も同じだとしたら同様の評価とはなりづらいだろう。もちろん個人的には次が聴きたくて仕方ない(新曲が聴きたい! ──と書くくらいだから)。
 要は、玉置浩二の引き出しとバンドメンバーの引き出しとの掛け合いがどこまで続けられるかだろう。惰性で続けるのではなく、玉置浩二という一つの音楽を世界を引っかき回して行って欲しいなぁと思うところである(やり尽くしてからの“解散”ということも含めて。そのあとで玉置浩二単独の多重録音がどう変わるのか興味がある)。


※まだまだ私が書くべき事も残っています。でも別ブログでやらなきゃいけないことも沢山あって‥‥。
 いつもの曲順分析もやってません(ついでに各曲の感想も書いてない)。ライヴの感想も書いてません。志田歩氏の本についても書いてません(もちろん読了済み)。ウェブサイトも全面的に書き直ししなければなりません(マジ)。
 読者の皆様、期待せずにお待ちください(涙)。

投稿:by 暇人#9 06:13 午前 [安全地帯・玉置浩二] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2006.04.04

玉置浩二 『PRESENT』

 ──買った。

 一通り聴いてみた。もうね、言わせてほしいのよ、逆説的に。
 玉置浩二はバカだ。
 もう、バカバカバカッ。
 ──こんなに待たせやがってッ。

 私個人としては、玉置浩二作品は 『Junk Land』 が頂点だと思ってきた。それ以後も、出してくる楽曲のクオリティは高い水準をキープしていたのだが、いかんせんアルバム全体の構成で躓いていたりした(『安全地帯 IX』 などは楽曲としては最高水準なのに曲の絞り込みと並べ方で大失敗を犯して台無しに)。逆に、『スペード』や『安全地帯X』のようにアルバムとしての体裁はかなり整っていても、いかんせん楽曲が最高水準と言えないものもあった(まぁ『X』の方は かなり評価してるけどね)。だから新しいアルバムが出るたびに、あーでもない、こーでもない、と期待に期待を重ねてきて来たのが私なのである。

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PRESENT玉置浩二

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 で、今回の 『PRESENT』。
 待ちに待って ようやく出てきた“傑作”。少なくとも、初聴時に不満は感じなかった(これまで私の文章を読んでくださっていた方ならお判りかと思うが、極めて珍しい)。
 全体を通して見ると、玉置浩二バンドのファーストアルバムって感じの内容だ。ベース以外は固定されたメンバーでの演奏となっている(最終曲を除く。これについては後述する)。バンドでの演奏だから、これまで一人多重録音だった玉置ソロとは決定的に音が違う。グルーヴが違う。うねるうねる(注:一発録りか重ね録りかは知らない。そういう話ではなくて、それぞれの担当でアイディアを出し合い従来の玉置ソロとは違うグルーヴを生み出しているという意味。従来のも結構気持ちいいリズムを生み出していたのだけど、バンド的な瞬発力や多様性には欠けていた)。去年のライヴが気に入った人なら、このアルバムではその音だけでも満足できるんじゃないだろうか。ライヴ盤では残念ながらライヴ本番での音が再現されていなかったけど(どうもギターとパーカッションを削っていたっぽい。誤解のないように言っておくと、私が当該ライヴ盤CDに不満を持っているのはその一点だけだ。ライヴフル収録だし、選曲自体は文句の付けようがないと思っている)、ここで雪辱が晴らされた気分だ。
 作詞を見ると更に驚いた。殆どの曲で松井五郎が書いている(なお1曲は玉置・安藤・松井の共作、1曲は MISIA の作詞。もう1曲については後述)。前作『今日というこの日を生きていこう』では玉置浩二と半々だったので今回もそうかと思ってたのだが‥‥ひょっとしてドラマでスケジュールが詰まったせいかしらん? もっとも最終曲は玉置浩二・安藤さと子による作詞。これはアルバム全体も捧げているドーキュウ(今は亡き飼い猫)への哀悼歌なのだろう、演奏も二人だけによるものである。どうしても二人だけで作らねばならなかった曲ということか。
 この最後の曲「やせっぽちの星」に着目すると、アルバム全体としては 12 +1曲という見方ができなくもない。そしてこの最終曲が絶品なのである。泣いたよ(あ、これ俺自身が可愛がってた猫を亡くしたからかも知れん)。詞で一度泣いて、玉置浩二の声でまた泣いた。気分的には、それまでの 12曲 はこの最終曲のための前奏だ(もちろんアルバム全体が“愛おしい想い”に包まれている。そうした一貫性がある)。
 今回はシングルで発売された曲が多いから、その分 とっつきやすいという一面はある(聴きまくってたからなぁ →俺)。ただそれは置いても、曲の並びはかなりイケる感じである。丁寧に配置された印象だ(そのうちそれについても論じてみたいところ)。

 曲についてはもう少し聴き込んでから判断したいとは思う。でも、バンドサウンドとしての音にノックアウトされてるところだったりする。結構アマい点になっちまうなぁ。

 ここのところ玉置浩二ネタはやってなかったので、書くべき事が溜まりに溜まっている。そこで、今回はちょいとヒネくれて先行して出されていたシングルについて書こうと思う。それも、最近のやつから遡るという方向で。

Lion
Lion玉置浩二 松井五郎

ソニーミュージックエンタテインメント 2006-03-15
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【Lion / 夜想】
「Lion」 は、なんだかアニメの主題歌らしいが それはどうでもいい(そもそもあのアニメのつまらなさと言ったら‥‥ちなみに私は北条司の原作の方は好きである)。結構前向きな雰囲気の曲で、アルバムのオープニングに使えそうに思った(結局は6曲目に配置されている)。逆に言えば、あまり華が無いという印象だったりしたのだけど。
「夜想」 は、なんだかな〜って感じの曲。これも華が無い──というか、メロディに魅力すら無い。「愛してんじゃない」と「ほゝえみ」を足して 10 で割って、ブレイクに「明星」を流用した感じ(こりゃさすがに言い過ぎか)。その割に玉置浩二のヴォーカルに力が入ってるし(最近の録音では珍しい。「あの頃へ(新録)」「しあわせのランプ(新録)」「名前のない空を見上げて」の“がっかり三部作”を参照のこと)、バックのストリングスも無駄に豪華。力業で“感動”させようとしてるのか何なのか。こういうところに金と力を使うのならねぇ、「名前のない空を見上げて」の時に力入れなさいっての。はっきり言って「夜想」はシンプルなアレンジでこそ映えると思しきシブい曲だろう。こんなのがアルバムの終盤に来たら悪夢だな〜と思ってたら、8曲目。なかなか自分の個性を知った場所に落ち着いた感じである。

プレゼント
プレゼント玉置浩二 松井五郎

ソニーミュージックエンタテインメント 2005-11-02
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【プレゼント / おいでよ 僕の国へ】
「プレゼント」は、あのつまらないドラマに出演したことで得られた唯一と言ってもいい成果(あとこの曲がそこそこ売れたってのも「成果」か。出版権は日テレに持ってかれてるがね)。件のドラマがどれだけつまらないかってのは言い出せばキリが無いので敢えて繰り返さないけど、ホントこの曲の存在は「はきだめに鶴」って感じだ。アルバムタイトルにもなってることだし、これはアルバムのクライマックスを飾るだろう(またそれに相応しい)と思いきや、 10曲目 という微妙な位置。
「おいでよ 僕の国へ」は、ネコの目から見た人間へのメッセージみたいな感じ。新作がドーキュウへ捧げるアルバムだってのは かなり前から明らかにされていたし、作詞の松井五郎もそれを意識してるのかなって思ってた。だから、実際のアルバムでラス前に配置されているのはかなり納得。というか、ここ以外にあり得ない。

いつもどこかで
いつもどこかで玉置浩二 安藤さと子 松井五郎

ソニーミュージックエンタテインメント 2005-10-05
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【いつもどこかで / 発散だー!!】
「いつもどこかで」は単発ドラマのエンディングに使われていた曲。ところがシングルで聴くとビミョーな感じなのだ。繰り返しばかりでね、だんだん盛り上げていく意図が目に見えるという。たとえて言うならメリハリのない「悲しみにさよなら」。だから、この曲の本当の魅力を感じたいなら、当該ドラマのエンディングで聴くべし(曲を編集されてるが)。あらかじめ使われ方を知って作られたかのような(事実関係は知らないけど)ドンピシャの盛り上がり方である。ドラマの余韻を感じさせるという意味では、その仕事を見事に果たしている曲という評価はできる。なお当該ドラマの本編の方は見なくてもよろしい(もっとマシな役者使えっての!)。
「発散だー!!」 は、一連のシングルの中で最も大きな成果である。この曲は名曲である(ちょっと意味が違うか?)。松井詞もスパイスが効いてるし、何よりもノリノリの玉置ヴォーカルが聴ける。バックを固めるバンドの演奏も最高。ニューアルバムに収録されたのは当然だと思うし、またそこでも強烈な個性を放っている。
 ちなみに、玉置浩二通の方であれば 「発散だー!!」 のインストヴァージョンも楽しんで戴きたい。バンドサウンドが直に楽しめるし、僅かに入ってる玉置浩二の“合いの手”がどれだけ音楽的に貢献してるかが判る。というか、これだけでも充分に音楽してるのである(歌なんてオマケですよ──なんて言ったら熱烈なファンに怒られるかな)。ちなみに私はインストヴァージョンの方が歌入りヴァージョンより多く聴いてたりする。リズムセクションの音に浸るだけでも幸せになれるよ。

投稿:by 暇人#9 07:31 午後 [安全地帯・玉置浩二] | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック

2005.10.04

玉置浩二の新シングルが発売されたわけだが──

 まだ買ってない。
 と言うのも、CDを売る側の連中の了見で頭に来ているからだ。連中の主張では、 iPod で音楽を聴きたかったら iTMS で買えということらしい。CDとダブって買うのが嫌なら、CDを買うなと言ってるのに等しい。
 従って、私は今回のCDを購入していない。当面 見送ることにした。

 ──もっとも、CDを買わなくても曲を聴く方法など いくらでもあるし、そもそもソニーは iTMS 日本版に参加してはいない。これでソニーの得るべき収入が得られなくなっているわけだ。自業自得。

 どうしても玉置浩二に金を送りたいと思ったら、私はレンタルを選ぶ。あれの使用料は確実に玉置浩二のもとへ行くからな。CDを買っても自由に聴けないってんだったら、買うメリットは何もありゃしない。




 さて。今回の玉置浩二の新曲は「いつもどこかで」と「発散だー!!」である。
 以下に感想を少し述べるが、軽めにとどめておきたい。まだパブコメに注力したいものでね。

 前者はゆったりとしたバラード。曲の短さとメロディのシンプルさは、玉置浩二のいつもの持ち味通り。
 後者はシンプルなんだがミドルテンポで うねるロック曲。しかし詞の方は、タイトルからも想像つくと思うのだが かなり弾けている。言ってることは結構シビアだったりするんだけどね(笑)。驚いたのは、こちらの作詞も松井五郎だという点。確かに言葉遊びはそれっぽい感じ。
 両方とも聴いてみて第一に思ったのは、音づくりが従来の玉置浩二と全然違うこと。まずデカイ印象。それと低音域にひずみを感じるのだな(たぶんベースの音の印象が強いのだろう)。近年の玉置浩二の音作りは どちらかと言えばスッキリした感じだったし、安全地帯のバンドサウンドでも低音はあまり強調されていなかった(再結成後でもスッキリした感じで、音のデカさより音の多さ・重なりで勝負している感じだった)。それらとは一線を画す音だ。

 どうなんだろう。玉置浩二の今までの音が好きな人からは賛否両論ありそうな気がする。どちらかと言えばうるさい感じの音だから。ただ、私は良し悪しを直ちに判断できないでいる(判断する必要も無いけどさ。笑)。
 なぜなら、今回のシングルの音は極めてシンプルなのだ。使ってる楽器が少なくて、ひとつの小さなバンドで演奏している感じが強いのである(たぶん1人多重録音じゃないよねぇ?)。ヴォーカル+ギター+ベース+ドラム+キーボード少々。往年のロックンロール的な楽器構成で、これで音のひずみをつけなければ逆に物足りないのではないかな、と。
 かと言って、今後の玉置浩二が この方向へ行くのかと想像すると、かなり不安がある。今回のは2曲とも曲自体が単調だったりするのだ(アレンジは割と工夫している感じではあるけど、いかんせんメロディがね)。このままアルバムになっても困るな。おそらく1枚は聴き通せない。数曲のミニアルバムで、さらにアップテンポなのを数曲足す感じだったら聴いてみたいけれど。
 今後を想像すると非常に不安定な気分にさせられる。期待と不安が入り交じった感じだ。でもこれは決して悪くない気分。何か新しい展開がありそうな予感があるってだけでも、ファンとしては嬉しいものなのよ。それが結果的にコケるにしても、凄い作品が登場するにしても。

 ──同じ事は繰り返さないってのが玉置浩二の魅力。
 来月にはもう1枚、シングルの発売が予定されている。
 次の一手がここまで読めない(だから楽しみ)ってのは久しぶりかも知れないな。

投稿:by 暇人#9 06:30 午後 [安全地帯・玉置浩二] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.08.05

安全地帯・玉置浩二ファンのための iTMS 配信曲ガイド

 アップルの iTunes Music Store (以下 iTMS) が日本でサービス開始の運びとなった。この配信曲の中に安全地帯の作品も含まれている。ユニヴァーサルが楽曲提供に応じたのに伴うものだ。まぁ後で書くように、安全地帯のオリジナルアルバムが配信されている訳ではないのだが‥‥。
 そこで、 iTMS 日本版開始時点での取扱い安玉作品についてお伝えしたい。

 他でやってるかも知れないけどね。そこはそれ、我が道を逝く私ならではの視点を含めるということで。いつものようにビシビシ行きますぜ。

 まず、 iTMS の概要・使い方はこちらを参照のこと。

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050804/itunes.htm
「いよいよ日本でスタートしたiTMSを試す」
(AV Watch)

 iTMS の決済はクレジットカードかプリペイドカード(アップル製品を扱っている量販店などで入手可能)で行なう。使い方の説明をするのが本稿の目的でないので、わからない人は上のリンクをよくお読み下さいまし。画面キャプチャー入りで解りやすく説明してあります。
 なお iTunes と QuickTime を使えるパソコンでないと iTMS は利用できないのでご注意あれ。 OS X (Jaguar 以降) か Win XP に限られまする。詳しくは上のリンク参照のこと。




■【そもそも論: iTMS を使うときの注意】

 ちょっと“そもそも論”をやっておくと、 iTMS は音楽配信サービスであって、パッケージの通信販売ではない。つまり、少なくない額の金を取られても、入手できるのはデータだけ。CDのような現物は無いし、歌詞カード・ブックレットも無し。一応、アルバムジャケットにあたる「アルバムマーク」の画像がファイルについている (iTunes を使うと画面に表示できる)。しかし解像度は特に高くはなく、現物の代わりとなるようなものではない。
 じゃあ何故 iTMS の日本版を音楽ファンが望んでいたかというと、その利便性にある。まず、曲がカタログにある限り、いつでも購入できる。CD屋などの開店時間に束縛されない。で、値段が(一応)安い。CDパッケージを買うよりはね。データだけだから価格を抑えられるのだ。それでも高いって人はいるかも知れないけど(これについては後述)。そして、店頭では扱っていないもの(品切れ盤や廃盤)も入手可能になる可能性がある。あくまでもカタログにあるか無いかだけど。
 正直な話、理想どおりとは行っていないのが現状なのだが、今後の音楽配信の発展によっては夢が広がるのである。CD流通の閉塞を考えると、えらい差なのだ。

 iTMS で曲を買う人はどういう人か。誤解を恐れずに書いてしまうと、曲は聴きたいけどパッケージで買うまでもないと考えてる人だ。もちろん細かいことを言えば、曲によって買い方を変えてくるだろうし、店頭で入手できない曲を iTMS で買うということもあるし、店頭での価格があまりに高くてパッケージを買う気がしないこともある。しかし全部ひっくるめてしまえば、パッケージに固執しないか妥協できたということだ。
 そこで考えてほしいのだが、日本にはレンタルCDがある。手頃な値段で、とりあえず曲を聴くことができる(人によってはコピーしたりするんだけど)。これは今まで、パッケージを買うことの代替として使われてきた。もちろんパッケージそのものは手に入らないけど、曲のデータだけは入手できた訳だ。 iTMS はこのパッケージ購入とレンタルCDの中間にある。価格についても、この中間にある。
 だから、 iTMS を使うときにはコスト意識を常に明確に持っていないと、実はレンタルで借りた方が安かった、最初からパッケージで買った方が安くあがったなんてことも頻繁に起こり得るのである。これには本当に注意が必要だ。

 あえてここで書いておく。
 iTMS はアルバム買いするためのサービスではない。
 1曲単位で曲を買うためのサービスなのである。
 (iTMS 独自企画とか、独占配信曲とか、例外はあるけれども。)
 アルバム単位で買おうと思ったら、ちょっと落ち着いて考え直してみてほしい。そのアルバムはレンタルで扱われていないだろうか? もしレンタルで聴けるのなら、そっちを利用したほうが遙かに安い。 iTMS は1曲 150円から 200円。アルバムとなると、少し値段が安くなって 1500円から ということになる(これは収録曲数によって加減される。が、十数曲収録のアルバムの多くは、 10曲分の 価格で入手できる)。 iTMS は他のサービスと比べても格段に安いのだが、それでもレンタルでアルバムを借りた方がはるかに安い。
 パッケージを買うにしても、もちろん新品で買うという選択肢もあるけど、中古CDという手もある。そうやって考えると、この 1500円 という価格が安いものではなく、微妙な線であることに気づくはずだ。
 とあるアルバムから1・2曲を買うくらいなら、まだしも利便性の方が勝る。これが3曲以上となると考えた方がいい。
 もちろん、レンタルに無かったり、廃盤で中古でも出回ってなかったり、新譜なんだけどやたら高いって場合には iTMS の出番だ。ただ、安全地帯の場合はそういう場面にあてはまらなかったりするんだよねぇ‥‥(そもそもオリジナルアルバムが配信されていないし)。

 価格面で言えば、邦楽の多く──特に安全地帯関連は皆 200円 なのである。はっきり言って高い。ユニヴァーサル(キティもこれの傘下)も寝ボケたことをやってる。今どき、安全地帯で 200円か? さほどプロモーションをやっていないクセして、こういう殿様商売でどれだけ売れるというのだろう。まず聴いてもらって、そこから将来のセールスに繋げるという発想が奴らにはない(ま、ソニーやファンハウスは参加すらしちゃいないのだが)。
 今はまだ買うのを思いとどめて、価格が 150円 に下がるのを待つのも手である。きっと価格競争で下げざるを得なくなるだろう。主に洋楽がこの価格なのだが、邦楽でも 150円 のものがある。売上に有意差がつけば、きっとユニヴァーサルも戦略を変えてくるだろう。ただし、その頃に安全地帯楽曲の配信が終わってる可能性(あくまでも可能性)もあって悩ましいところではあるが‥‥。

 ともあれ、この原則は覚えていて損はない。

●iTMS では1曲買いすべし。
●買う曲がアルバムの多くを占めるようになると、
 アルバム単位で買った方が安い。
 が、レンタルCDや中古CD・新品CDの価格を考慮すべきだ。
●他の入手方法より利便性が勝ると判断できたときに
 iTMS を利用すべきである。




■【iTMS での安玉ラインナップ】

 さて前置きが長くなってしまったが、ここから本題。
 iTMS で扱われている安全地帯・玉置浩二の作品(アルバム)は次の通りである。

●『The Very Best of 安全地帯』
●『メモリーズ』
●『安全地帯・玉置浩二ベスト』
●『Stardust Rendez-Vous』
●『One Night Theater』

 ──如何だろうか。
 いまCDとして流通しているというよりは、ちと古めのラインナップである。どちらかと言えば、店頭では入手困難かもしれない(もっと入手困難なのは安全地帯のオリジナルアルバムだったりするが。笑)。

 簡単に解説を加えておくと、『Very Best 〜』 は安全地帯のヒット曲ばかりを集めたベスト盤。『メモリーズ』は松井五郎選曲というのが売りだったバラード集。『安全地帯・玉置浩二ベスト』はその名の通り、安全地帯・玉置浩二のベスト盤をカップリングした(ことになっている)もの。選曲に癖がある。
 『Stardust Rendez-Vous』 は安全地帯と井上陽水のジョイントコンサート (1986年) を収録した作品。 『One Night Theater』は安全地帯が上昇気流に乗っていた頃のライヴ (1985年) を収録した作品。

 こうして見ると、曲が限定されているという部分を大目に見れば、実はバランスのとれた配信だと思われる。ヒット曲を聴きたい人は 『Very Best』 を、アルバム収録の名曲を聴きたい人は『メモリーズ』や『安・玉ベスト』を、ライヴを聴きたければ残りの2枚だ。このライヴ2作品は、安全地帯ライヴ関連作の中でも出来の良い方である。
 うむ、なかなか考慮のあとが感じられるラインナップだ(これに関しては関係者を褒めてもいい)。一番いいのはオリジナルアルバムをすべて配信することなんだがねぇ(これに関しては関係者に猛省を促したい)。

 ところが、これらを iTMS で買うのが適切かというと、そうではないのだ。その理由はアルバム毎に述べていく。そして、もし iTMS で曲を買うなら、どれがオススメかについても述べていきたい。




■【暇人#9流、 iTMS での安玉の買い方】

 まず iTMS へのリンクを示し、もしアマゾンで扱いがあればそれへのリンク、また代替となる作品があればそのリンクも示す。


http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playListId=76118511
『The Very Best of 安全地帯』
1曲 200円、 アルバム 2000円。
THE VERY BEST of 安全地帯
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 『The Very Best of 安全地帯』については、既に市場で代替品が出回っている。『コンプリートベスト』がそうだ。こちらは2枚組のため、少し値が張るように見えるが、その収録曲の充実は 『Very Best』 の比ではない。しかも 『Very Best』 の主要曲は『コンプリートベスト』にまるまる収録されているのだ。
  『Very Best』 には 『Remember To Remember』 『安全地帯 VII』 『安全地帯 VIII』 の頃の楽曲が収録されておらず、キティ時代全期のシングルA面を網羅したのは『コンプリートベスト』が初。買うには高いという人はぜひレンタルで聴いて戴きたい。『コンプリート〜』の方がオススメである。
 よって、 『Very Best』 は iTMS でアルバム買いするほどの価値はない。何か聴きたい曲がわずかだけあった場合に利用されたい。ちなみに推薦曲は「ワインレッドの心」と「恋の予感」。いずれも安全地帯を代表するヒット曲であり、今も玉置浩二がライヴで披露する曲である。この曲のイントロがかかったときに声を出せば、とりあえずライヴは盛り上がる(笑)。

 さてさて。今までの話とは別に、このアルバムには曲者が紛れ込んでいたりする。「抱きしめても」「つぶやき」の2曲だ。オリジナルアルバム・シングルでは発表されてはおらず、このアルバムでしか聴けないのである。安全地帯デビュー直後に録音された(当時の)未発表曲だ。これはマニアしか買おうと思わないような曲ではあるが、試聴して気に入りそうなら是非購入いただきたい (後で 『Very Best』 をCDで購入するのでない限り、損にはならない)。
 最後に、マニアの叫び。こういった2曲を入手するために iTMS はあるのだ! たった2曲のためにCD1枚買わされるなんてバカらしい(私はその買わされたバカ)。本当なら、1曲単位で買うべきものなのだ! iTMS 万歳!

 ──次。


http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playListId=76122483
『メモリーズ』
1曲 200円、 アルバム 2000円。
memories(メモリーズ)~BALLAD SELLECTION
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Goro Matsui&Koji Tamaki Ballad Collection Only You
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 『メモリーズ』は、松井五郎(安全地帯の作品の多くで作詞を担当)による選曲とされるバラードベスト。なかなか味わい深い曲が並んでいるのだが、これにも代替品がある。アマゾンへのリンクとして上に挙げた 『Goro Matsui & Koji Tamaki Ballad Collection Only You』 がそれだ。前者は1枚組(それであの価格は殺人的である)、後者は2枚組。そして、これが肝心なのだが、前者に含まれた安全地帯作品は全部 後者に収録されている。
 ということで、『メモリーズ』は購入するにおよばない。 『Only You』 をCDで買うか、レンタルすることをオススメする。
 1曲単位で見るなら、 「あなたに」 「Friend」 あたりがオススメである。ただし、この2曲は 『Very Best』 にも収録されてるんだけどね‥‥(なお、後者は『コンプリートベスト』に収録されているが、前者は収録されず)。
 iTMS においては、シングルヒットではない名曲を聴くための位置付けなんだろうから、何かの話題で「これが良いよ」なんて話になったら、試聴してみるのは良いかもしれない。ただ、繰り返すけど、レンタルにすべき作品だと思うな。

 ──次。


http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playlistId=77804935
『安全地帯・玉置浩二ベスト』
1曲 200円、 アルバム 3200円。
安全地帯・玉置浩二 ベスト
B00005FDMA玉置浩二 安全地帯 安全地帯 松尾由紀夫 松井五郎

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 な、舐めとんのんかワリャア!
 すみません、興奮してしまいました。
 『安全地帯・玉置浩二ベスト』と銘打っておきながら、 iTMS では玉置ソロ曲を含めていないことに今気づいた。これは詐欺だ! それで 3200円 ってのは酷すぎるぞ。
 ちなみにCDで発売されていた同タイトルは2枚組だった。1枚目が安全地帯 (iTMS での配信楽曲と同内容)、2枚目が玉置浩二ソロという趣向だった。その内容の半分しか iTMS で配信していないということだ。そんなんで 3200円 の価値はあるのか? ある訳がない。
 そもそもこの編集盤には買う価値が無いと思うので、収録曲を1曲買いするのに利用してくださいまし。ちなみに安全地帯のベスト盤としては『コンプリートベスト』、玉置浩二のベストとしてはライヴ盤ですが 『LIVE!! 「今日というこの日を生きていこう」』をオススメしておきます。CDかレンタルでどうぞ。
 1曲買いのオススメも特にありません。 「Happiness」 とか 「夢のつづき」などが私個人としては好きなんだが、選曲がマニアックすぎて、他人様にお薦めできるかどうか‥‥それに他の曲も同じくらい好きなもので(オリジナルアルバムを持っている人間にとっては、この編集盤は意味が無いのですよ)。

 ──次。


http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playlistId=76116438
『Stardust Rendez-Vous
 Yosui Inoue / Anzen Chitai Live At Jinguu』
1曲 200円、 アルバム 2000円。
スターダスト・ランデヴー
B00005FDLN井上陽水 安全地帯 安全地帯 井上陽水

キティMME 1992-11-21
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スターダスト・ランデヴー井上陽水・安全地帯LIVE AT 神宮
B00013YRVO井上陽水・安全地帯 井上陽水 安全地帯 松井五郎

ユニバーサルインターナショナル 2004-01-28
売り上げランキング : 19,896
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 『Stardust Rendez-Vous』 は、アルバム買いする価値のあるライヴ盤である。しかしそれは iTMS ではなく、CDで、という意味だ。安全地帯史上において(そしてたぶん井上陽水史上において)最もロックしてるライヴアルバムだ。特に、クライマックスでの激しさったらない。バンドとしての安全地帯がどれだけパワーの持ったものか、決して歌謡曲の枠に収まらないことが一聴して解るはずである。
 代替として DVD のリンクも挙げておいた。CDとは微妙に選曲が異なるのだが、クライマックスの聴き所はきちんと押さえてある。値段の面で見ても、 iTMS で(データだけのために) 2000円 払わされるのはバカバカしい。
 1曲単位で見れば、「夕立」「夢の中へ」「飾りじゃないのよ涙は」「夏の終わりのハーモニー」がオススメ。これだけで凄さは充分解る(ただ、4曲買えば 800円か。レンタルの方がいいと思うなぁ)。
 まぁ、安全地帯の iTMS 配信においてライヴ盤の代表としてこれを持ってきたことについては妥当と思う。スタッフの判断を讃えておこう。あとは値段だな。

 ──次、最後。


http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playlistId=76112983
『One Night Theater』
1曲 200円、 アルバム 3200円。
横浜スタジアムライブ ONE NIGHT THEATER 1985
B00005FDQO安全地帯

キティMME 1998-08-19
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 『One Night Theater』。 1985年、 『安全地帯 III』 と『安全地帯 IV』 との間にあたる時期に行なわれたライヴを収録したアルバム。ちょうど安全地帯が上昇気流に乗っていた時期で、ヒット曲を連発している頃の乗りに乗ったライヴである。安全地帯の全盛期と(一般に)言われる時期はさらに続くため、今となってはベスト盤的なライヴとして楽しめるものではないが、それでも当時の勢いというものを充分に感じさせる内容となっている。
 で、 iTMS でアルバム 3200円。 アホである。CDで買うか、レンタルすべきだ(ユニヴァーサルの思惑を削ぐのなら、ぜひレンタルにすべきだ)。アルバム自体は非常に良い。ただ、基本的に DVD で発売されている映像版と同じ内容で、こちらが店頭で手に入ればCDよりオススメかもしれない(アマゾンでは品切れの模様)。
 ここでは特に1曲単位でのオススメはしない。安全地帯のライヴの代表として配信するなら これだろうというのは理解できる (『Stardust 〜』は若干特殊だからね)。しかしあまり意味はないよな。もしかすると廃盤なのかも知れないが(それなら配信の意味はある)。

 ──以上、 iTMS で配信される安全地帯アルバムについて紹介を終えた。
 まぁ、こと安全地帯に関して言えば、あまり iTMS の恩恵を受けられる状態には無いのかもしれない。これからだね。いろいろ出てきてくれることを祈ろう。
 CDパッケージやCDレンタルとの兼ね合いも難しく、また悩ましいものではあるが、選択肢が増えたということ自体は大変喜ばしいことである。何せ、 iTMS が日本でサービスを始めた途端に、他配信サービスも値下げしたくらいである。ついに音楽史上初の価格競争が始まったのである。玉置浩二(ソニー時代)の楽曲は Mora で配信されているが、これがいつ iTMS にも登場するのか(あるいはしないのか)。そういう所を含めて、これからに注目したい。

投稿:by 暇人#9 06:00 午後 [iTMS, 安全地帯・玉置浩二] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.07.27

玉置浩二 『LIVE!! 「今日というこの日を生きていこう」』発売

 ──7月27日 発売のところ、例によって前日に入荷したので、私も入手しましたぞ。

LIVE!! 「今日というこの日を生きていこう」
B0009V9376玉置浩二 須藤晃 松井五郎

ソニーミュージックエンタテインメント 2005-07-27
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 ──パッケージ概観。
 ジャケットは極めてシンプル。ライヴ時の写真にタイトルを打っただけのもの。しかしブックレット自体は、殆どのページで歌詞の背景にライヴ写真を使用、ライヴ盤としては実にまっとうな作りなのである。やっぱこうでなきゃね。ここまでやってこそ、(わざわざ)買う価値のあるライヴ盤なのである。写真につられて買う人だっているでしょ?
 さて、CDに付いていた帯の文面はこんな感じである。

約10年ぶりとなる、名曲揃いのライヴ録音決定盤!!
伝説となる最高のライヴの模様をあますところなく、全曲収録。
'05年6月14日、 Zepp Tokyo でのアンコールライヴを録音

 ──そんな最近のライヴが「伝説」なワケねーだろ!
 表現が大げさすぎるんだよ。

[DISC 1]
01 さよならに GOOD BYE
02 CAFE JAPAN
03 Honeybee
04 ルーキー
05 風の指環
06 グライダー
07 あなたに
08 ひかり
09 太陽さん
10 闇をロマンスにして
11 メロディー
12 ワインレッドの心
13 愛されたいだけさ

[DISC 2]
01 古今東西
02 スイスイ
03 しあわせのランプ
04 明かりの灯るところへ
05 甘んじて受け入れよう
06 凡人
07 JUNK LAND
08 田園
09 夏の終わりのハーモニー
10 じれったい
11 悲しみにさよなら
12 MR. LONELY

(C)(P)2005 Sony Music Records Inc.

 もうね、玉置浩二のライヴがCDで聴ける幸せを噛みしめておりますわよ。ライヴアルバムとしては『T』以来 10年ぶり。 ビデオのライヴ映像も含めると 『WE CAN BELIEVE IN OUR "JUNK LAND"』 以来7年ぶりの(まとまった)ライヴ音源パッケージということになる。マニアックな話をすると、ライヴ版の「願い」がシングルに収録されたり、途中放棄したライヴの映像が一部だけビデオに収録されていたり、テレビ出演で何曲か演奏したりしてたんだけど。特にテレビ出演は最近にもやってる。
 玉置浩二の音楽活動は、多くのアーティストの活動サイクルと同様に、アルバム制作のたびにライヴツアーをこなすというものである。時々アルバムを置いといてライヴやったりもするけど‥‥とにかく、アルバムだけを聴いていても全貌を知ることができないのである。しかも玉置ソロアルバムって基本的にワンマン録音(最新作はゲストミュージシャンが多く参加してるけど)だから、バンドとしての音はライヴでしか聴けない。言ってみれば“もうひとつの玉置浩二”がCDで聴けるのは大きいと思うのだ。しかも玉置ソロとしては初のセットリスト完全収録!
 玉置浩二(に限ったことでもないのだろうけど)のライヴは毎回コンセプトを変えてやっている。だから記録として録っておいて欲しいと私などは思うのだけど‥‥その辺りどうなんですかね、ソニーさん。以前は(それこそソニー在籍時)ライヴビデオが毎年出てたりしてたんだけど、ここ何年かは(移籍してから)作らなくなっちゃったんだよねぇ。記録の意味でも、ライヴへ行かなかった人にとっての紹介の場としても、ライヴへ行った人にとっての追体験の機会としても、玉置浩二の活動の半分を流してしまっているのは惜しいと思うのだ。

 ここで、ちょっと前からの玉置浩二ライヴを振り返ってみようか。安全地帯の活動再開あたりから。
 2002年。 安全地帯の活動が再開され、ツアーもすぐさま開始。長いブランクを経た最新作『安全地帯 IX』 をひっさげてのツアーとなった。もちろん新曲もふんだんに盛り込んだセットリストではあったけれど、それよりもファンを興奮させたのは往年のライヴ定番曲をふんだんに演奏したことに尽きるだろう。その反面、武沢豊が怪我のため参加できず、残り4人+安藤さと子+カルロス菅野という布陣で臨まざるを得なかった(マニアックなことを言うと、この布陣は一時期──2000年頃に噂された“幻の安全地帯”だったりする。武沢抜きで活動再開するという話が流れてたんだよねぇ)。私などは複雑な心境で見ていたライヴである。
 2003年。“新生”安全地帯2年目のツアー。武沢豊が(指使いは若干たどたどしい感じが残っていたけれど)復帰し、矢萩+玉置+武沢の3ギターの厚みが強烈な印象を残すライヴだった。ちなみにこの3ギターは 2000年と 2001年の 玉置ソロツアーでも実現してるんだけどね。セットリストは前年のものを補完するような感じで、最新作『安全地帯X』での新曲と、前年やらなかった定番曲、そして絶対に外せない代表曲を使った内容だった。この2年で安全地帯の主要曲はほぼ網羅した感じで(でも「あの頃へ」は無かったよね)、これらの音源をCDにしておけば、安全地帯の活動再開を彩る記念碑的ライヴ盤になってたと思うんだけどな。
 2004年。 玉置浩二が自身の作詞曲を歌いたくなったとかで、事務所独立を機に安全地帯の活動を休止、またソロ活動を始めた。そんな訳で、ソロ活動再開から最初のツアーは殆ど玉置ソロだけで構成された。これが結構よかったのよ。ソロ曲だけで充分ライヴが成立するという、彼の活動の充実ぶりがよく判る内容だった。しかもメンバー構成自体、ピアノ+ヴォーカル+ギターの変則アコースティック。展開も1人→2人→3人と徐々に音を足しながら数曲ずつ披露するという、一粒で3度おいしいセットリストだった(もちろん3人での演奏がメイン)。
 いやぁ、実は私、 2000年 あたりから毎年ライヴ盤を出して欲しいと思ってたくらい最近のは充実してたんだよ(‥‥というか、今からでも遅くないから、全部 出てきたりしないかなぁ。上で紹介した以外のも含めて)。

 そして 2005年だ。 今回のツアーの特徴は二つ。まずソロ活動再開以来、初めてバンドを組んで回ったライヴツアーだということ。そして新作『今日というこの日を生きていこう』を受けてのツアーだということ(なお 2004年の ツアーは「しあわせのランプ」再録音と「名前のない空を見上げて」曲提供だけの“新曲”だった)。つまるところ今年のは、従来の定番曲と新曲との兼ね合いを楽しめる、玉置浩二としての“標準的”ソロライヴを楽しめる久しぶりの機会だったのだ。
 そこで気になるのが、新作からの演奏が何曲に及ぶのかということ。いや結果は5曲だけだった。ここで演奏された曲の他にも良いのはあったんだけどね、それよりも全体としての選曲を優先させた印象だった。しょっぱなから惜しみなく繰り出される定番曲、定番曲。玉置浩二ソロとしての総決算的な内容だったのだ。
 私が今回のライヴを見たのは 4月9日 (札幌)・ 10日 (旭川) の“北海道シリーズ”だったのだが、この時の鑑賞ですぐさま「総決算的」という印象を抱いていた。だから、その後 WOWOW 用の収録(放送は 7月27日の 予定である)、ライヴCDの発売と事態の急展開があった時にも、もちろん私は嬉しくて浮かれまくったのだが、それと同時に、起こるべくして起こったのだという妙な納得もあったのである。最もそれに相応しい時期にライヴ盤として出た、と言える。どこまで予定されたものだったのか判然とはしないのだがねぇ‥‥。
 今回のセットリストは玉置浩二活動全期を通してのベスト的選曲と言い換えてもいい。彼はキティ→ソニー→ファンハウス→ソニーと移籍を繰り返してきたため、これらを俯瞰するベスト盤が発売されることは望むべくもない(はっきり言って、これらのレコード会社には、全期対象のベストを編むなどという甲斐性は全く無いだろう。それぞれの在籍期間を対象としたベストは出てたりするけどね。特に糞キティなぞには)。各社の原盤権をクリアする必要の無い、新録でいけるライヴ盤だからこそ こうした内容のCDが可能となった。実にめでたい。

 もうね、あたしゃ嬉しいのよ。もちろん「ベスト」とするには選曲漏れも多い。「恋の予感」とか「あの頃へ」とか、「コール」とか「カリント工場の煙突の上に」とか、「星になりたい」とか「常夜灯」とか。しかし、改めてセットリストを見て欲しいのだけど、そういった選曲漏れの曲を置いといても尚ここまでの充実を見せているのだ。
 「Honeybee」 「CAFE JAPAN」 「太陽さん」 「JUNK LAND」 「古今東西」「凡人」あたりなんてアルバム収録曲にしてライヴの定番。それなのに久しぶりの演奏! 新曲だって「風の指環」「グライダー」「ひかり」「明かりの灯るところへ」「愛されたいだけさ」と美味しいトコ取り。玉置浩二ヒット曲の「ルーキー」「メロディー」「田園」だってやってるし、もちろん安全地帯の「ワインレッドの心」「夏の終わりのハーモニー」だって入ってる。ここに挙げなかった曲だって、玉置浩二のソロライヴを彩ってきた超定番曲たちだ。選曲漏れした曲は、単にライヴ向けの曲が多いために選曲漏れしただけの話で、ここで演奏された曲は一つの「ベスト」の形なのである。玉置浩二による玉置浩二のための(笑)選曲! これまで発売されてきた玉置浩二ベストよりも何倍もの価値がある選曲!

 とにかく聴いてほしい。
 玉置ファンなら聴いて。
 玉置ファンだった人も聴いて。
 今の玉置浩二はこうなんスよ。
 現役なんスよ。
 彼が毎年ライヴをこなしてるって知らない人も多いんじゃない?
 だから聴いて。レンタルでもいいから(笑)聴いて。
 今の玉置浩二を知って。
 気に入ったら、知り合いにも薦めてみて。
 ライヴにも行ってみて。
 生玉置はスゴいのよ。CDよりもスゴいのよ。
 声のヴァイブが違うのよ。全身にクるのよ。

 ──すみません、興奮しすぎました。
 今回のライヴ盤は待ちに待ってたこともあって、文句を付ける気にはなりません。まず、玉置入門にはこいつで決まりでしょう。

投稿:by 暇人#9 12:35 午前 [また買っちゃった, 安全地帯・玉置浩二] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005.06.23

Musical Baton

 『万来堂日記』の旅烏さんからバトンを渡されたので、喜んで応じたいと思います。「1日1回バトンが受け渡されるとして、2週間で地球上の全人類にバトンが渡る」という噂の Musical Baton ですが、来なかったら来なかったで「自分は世界人口にカウントされていないのか」と思いをめぐらしたくなったりなんかして。ともあれ、来たんで一安心。
 で、バトンに応じるか否かと言えば、人に頼まれた訳じゃないのにブログなぞで自己主張(めいたもの)をやってる私ですから、バトンが回ってきて答えない訳がない(笑)。

 ミュージカル=バトン (Musical Baton) とは何じゃらほい──って人は『絵文録ことのは』が「歴史」込みで記事にしているので参照くださいまし。

 ──それじゃ、いってみよか。




■【コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量】
Total volume of music files on my computer

 メイン機(初代 iMac で名前は "Rhyme") で使ってる iTunes に登録したファイルに限ると、 21.63GB。 これって多いのか少ないのか。以前は手持ちCDを網羅するような形で MP3 を溜めてたけど、一度まっさらにして気に入った曲だけ AAC に変換し直している最中。そのうち、もっと大きい容量になっていくに違いない。
 なおハードディスク内には iTunes に登録していないファイルも多々ある。だから必ずしも総ファイル数とは一致しない。さらに言えば、変換作業中のファイルは AIFF で置いてあるから曲数にすればさほどではないかも知れない (現時点で 2855曲)。 最近CDドライブがヘタってきたんで、 AIFF → AAC の2段階でエンコードしているのだ(マシンへの負荷という観点にもよる。うちのは非力なんだが、他の作業をしながら変換する場合が少なくないため)。
 閑話休題。もう1台ある iMac と、 Win 機の方にも別のファイルが入ってるけど、最近はあまり聴いてないので詳しく報告できません (iMac の方は殆ど AIFF で数十 GB、 Win の方は MP3 で数 GB ってとこかな)。


■【今聞いている曲】
Song playing right now

 ライムスター「隣の芝生にホール・イン・ワン」。旅烏さんの推薦で『リスペクト』(あとソウルスクリームの 『The positive gravity』) を蛇回し中。 iMac で聴いたり、ラジカセで聴いたり、CDウォークマンで聴いたり‥‥。
 それらの合間に玉置浩二やら S&G やらも少々。


■【最後に買ったCD】
The last CD I bought

 まず新品(新譜ではない)。

完全収録ライヴCD 元ちとせ 「冬のハイヌミカゼ」(CCCD)
B0002CHQG2元ちとせ HUSSY-R 上田現

ERJ 2004-08-04
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 元ちとせ『冬のハイヌミカゼ』。アマゾンのデータは日本盤 「CCCD」 だけど、私のは台湾からの還流盤(笑)。こっちの方はコピコンなのかCDなのか判らず夜も眠れない‥‥。

Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1
B0001GASQO宇多田ヒカル 森俊之 磯村淳 西平彰

東芝EMI 2004-03-31
売り上げランキング : 504
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 宇多田ヒカル 『SINGLE COLLECTION VOL.1』。 アマゾンのデータは日本盤だけど、私のはマレーシア盤(笑)。アルバム全部聴いてきたんだから、わざわざ高い金だして日本盤なんか買わないって。
 ──最近だとこんなとこ。

 中古だと(いろいろありすぎるんだが)。

THE VERY BEST OF PUFFY/amiyumi JET FEVER
B000055X10PUFFY 奥田民生 井上陽水 草野正宗

ERJ 2000-07-05
売り上げランキング : 3,998
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 PUFFY 『amiyumi jet fever』。 ベスト盤ね。

ショッピング
B00005G5EE井上陽水奥田民生 井上陽水 奥田民生

フォーライフミュージックエンタテインメント 1997-03-19
売り上げランキング : 37,120
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 井上陽水奥田民生『ショッピング』。2枚の関連性については詮索しないでください。照れくさいから。単に思いついて一緒に買っちまっただけだもぉん。
 こんなところかな。

 近々入手したい新譜としては、玉置浩二のライヴ盤、電気×スチャダラのコラボ、「ほ・ほほほの北海道」あたりかねぇ。

LIVE!! 「今日というこの日を生きていこう」
玉置浩二
B0009V9376

電気グルーヴとかスチャダラパー(初回生産限定盤)
電気グルーヴ×スチャダラパー
B0009JR1CM


■【よく聞く、または特別な思い入れのある5曲】
Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me

 旅烏さんが「この企画に乗っている人はこの項目に回答したいがために乗っかっているのではなかろうか」と書いていたけど、いや、私に限って言えば全くその通りではないかと(笑)。
 私が今まで音楽を聴いてきた中で区切りになった曲たちを、主に気に入っているアーティストの中から挙げてみる。

コンプリートベスト
B0007OE36G安全地帯

ユニバーサルJ 2005-03-23
売り上げランキング : 1,228
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 安全地帯「熱視線」
 もう長いこと聴いてる安全地帯・玉置浩二との出逢いの曲。CMソングだった。「ワインレッドの心」には間に合わなかったんだよねぇ。

シングルズ全集(5)
B00005GCS4さだまさし

テイチクエンタテインメント 1999-01-29
売り上げランキング : 52,044
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 さだまさし「恋愛症候群」(アマゾンじゃ品切れだって)。
 私が最初に買ったレコード(シングル)。ラジオで聴いて気に入ったという‥‥さだまさしも長いこと聴いてますな。いつもベッタリ聴いているわけではないけど、時折ふと聴きたくなる(まっさんは名曲多いのよ)。だいたいの有名作は持ってるかな。全作はとてもとても集められない。

Revolver [FROM US] [IMPORT]
B000002UARThe Beatles

Capitol 1990-10-25
売り上げランキング : 23,946
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 THE BEATLES 「Taxman」(ビートルズが 1500円台で 手に入るっていい時代になったものだよ‥‥)。
 私が最初に買ったCD。すなわち 『Revolver』 で、これはその1曲目。 それまでは友人からテープを貰って聴いていたビートルズ、ここから遂に買い始める訳ですよ。ちなみにこのCDを買った当時は まだCDプレーヤーを持ってなかった(笑)。

Coverdale Page
B000024ZWLDavid Coverdale & Jimmy Page

Emi 1994-07
売り上げランキング : 57,662
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 COVERDALE PAGE 「Take Me For A Little While」(これは中古の方が入手しやすい罠)。
 初めて聞いたデビカバのソロ曲。それまではパープル三期の冴えないヴォーカルというイメージしか無かったのが、これを聴いてソロの方も聴いてみる気になった(なおリアルタイムではなく、発売からしばらく経った後である)。その後の私の聴き方がヒネくれてるというか、 『Slip Of The Tongue』 → 『Whitesnake』 → オリジナルスネイク(いわゆる“黄金期”)だったりする。今ではカヴァデールなしの音楽生活は考えられない。

Discipline
B00064WSNWKing Crimson

Dgm 2004-11-15
売り上げランキング : 27,359
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 KING CRIMSON 「Discipline」
 ヒネくれた聴き方と言えば、クリムゾンもそう。最初に買ったのが 『The Compact Crimson』 (あまりにアレな選曲で鬼子扱いされているベスト盤)で、その1曲目が 「Discipline」。 いやそれで気に入ったんだから、妙な巡り合わせだったのよね。最初の頃は“21パカ”は理解できなかったもんなぁ。このベスト盤から入った弊害は Larks' Crimson を聴く時に出たんだけど(これも理解するまでに時間がかかった)、今ではどの時期も気に入っている。結果オーライ。


■【バトンを渡す5名】
Five people to whom I'm passing the baton

 知り合いが少ないもので、私がよく訪問させてもらうサイトの管理人さんに。いや無理に繋げる必要はないですよ、時間の都合がつけば一緒に遊んでみてくださいまし(特に連絡は差し上げません。もし何かの縁で御覧になったらバトンを受け取ってください。あ、誰かこの記事を見た人が伝えて下さるのは構いませんよ。むしろお願いします。そうした話の流れも面白かろうと思いますので)。

 『Topix - Anzenchitai & Matsui Goro』 の Kaiser さん。玉置浩二・松井五郎関連の新情報・データなどをマメに発信されている方で、何か動きが無いかを知りたい時には まずここをチェックします。お忙しいとは思いますが、よろしければお願いします。

 『Where is a limit?Tonton さん。 Watchdog ブログでは最もアグレッシブな活動を展開してる方。いろいろとお忙しいとは思うのですが、どうですか、好きな曲の話をして ちょっと息抜きしましょう。

 音楽系のブロガーではないのですが、 『Copy & Copyright Diary』 の末廣さんに。「特別な思い入れのある5曲」なんてのは ちと興味があります。よろしければ。

 さて。残るは2人。
 こういうのは一種のネタですから。敬愛する2人の名前を出すとしましょう。
 玉置浩二氏と武沢豊氏に。そもそも2人がここ読んでる訳ぁないよ。
 ネタです、ネタ。

投稿:by 暇人#9 06:16 午前 [The Beatles, また買っちゃった, 安全地帯・玉置浩二, 身辺雑記] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005.04.25

「輸入禁止」盤が爆発的に増えている ──って、玉置浩二、おまえもか!

 還流防止措置の対象として「輸入禁止」とされる盤が爆発的に増えてきている。輸入差止申立てに係る情報として日本レコード協会が公開しているレコードリストの話である。ただし実際に輸入が税関で止められるのは申立てが受理されてからであり、このリストで増えているのは「申立て予定」とされている盤だ。
 その増え方は、リストの状況をずっと追っている TonTon 氏の 『Where is a limit?』 を参照して戴きたいのだが、正直な話、それを読むだけでもウンザリしてくるほどの「申立て予定」増加である(まして、それをチェックしていく彼の労力とくれば‥‥)。
 特に凄まじかったのは 4月20日から 21日にかけてで、私が ここの 20日付 記事を読んだときには既にリストが更新された後だった(だから私がプリントアウトした 20日付 リストの内容は この記事と少し食い違っている)。そして、このブログでは 21日付の 変更が報告され、その後さらに同日更新された旨も報告された。この2日間で(確認されただけでも)4回 更新されたことになる。

 ここへ来て、レコードリストに載るタイトルが激増したのは何故か? やはり「日本国内頒布禁止」“不当表示”盤が話題になったことが影響しているのだろうか。中島美嘉の「桜色舞うころ」も追加されている辺りには失笑を禁じ得ないところだ。
 無差別表示問題が Watchdog 系ブログで採り上げられるようになってから、幾つか展開が見られた。実は以前から「日本国内頒布禁止」表示が為されていたという証言が出たり、実際にレコ協へ電話で問い合わせた人がいたり、と。特に後者の存在を考えると、これが引き金でリスト掲載タイトルが増えたと思ってしまうのが自然だと思うし、また 『what's my scene?』 wms 氏の「憶測」に私は同感なのだな。

http://whatsmyscene.blogspot.com/2005/04/part-3.html
「おや、まぁ…(part 3)」
(what's my scene? ver.6.1)



東南アジア方面で適当なことをやっていたら、旅行に来た人に見つかって、ネットで話題になってしまったので、あわてて事後処理を開始したということじゃないのかな。役所から指導が入った可能性もありそうだしね。もしかすると、これまでに1枚でも海外発売した実績がある作品は全て申請する方向にあるのかも。




 リストを眺めてみると、すでに他ブログでも指摘されているように、旧譜や旧音源ベストなども新たに加わっているのが判る。これらの盤の売上が本当に還流盤の影響を受けるのか(不当に利益を損ねるのか)疑問ではあるが、還流防止措置の主旨からすれば こうした作品の掲載は時間の問題だったろう。オフコースなんかも「日本国内頒布禁止」になる(予定)のね。そう言や、還流防止措置の対象期間を決める“根拠”の一つは小田和正のCDだったなぁ‥‥早速“恩恵”に与るってトコかしらん。
 オフコース以上に気になる存在が このリストにはある。ブログの中で私が狂気をチラつかせながら言及を続けているアーティスト──玉置浩二だ。

 ああ、玉置浩二、おまえもか!
 いや本人の意向というよりはレコード会社(ソニー)の意向なのだろうけど。例によって本人は流通に興味を示していないだろうし。彼がこの方面で公式に発言したことは、少なくともここ 10年では 無いはずだ(古い発言は知らない)。
 リストの中にあるのは最新作『今日というこの日を生きていこう』。香港・マレーシア・シンガポール・台湾での各国盤。あれ、これ韓国盤は出てないのかしら? 今度 友人が韓国へ行く予定なので、ちょっと探してきてもらおうか。
 それにしても、玉置浩二ごとき(あえて こう表現させて貰いますぜ)のCDで還流防止措置か。彼のCDは、敢えて断言するけど ファンしか買わないでしょ。そもそも売ろうとしてないんだから。全然プロモーションらしいプロモーションをしてないんだから。長期・継続的な売り込み方を全く考えていないんだから。むしろ還流盤でも何でも、国内の人に買って貰えたら御の字じゃないか。
 しかも発売から2ヶ月以上も経ってリスト入りかい。その間の輸入はフリーパス、今になって「申立て予定」とすることに何の意味があるんだ。‥‥やはり不当表示隠しか?

 発売元がソニーということで気になることはもう一つある。大量追加したレコード会社のひとつが こいつなのだが、そのうち実際に申立てが受理されているものは一つも無い。
 レコ協サイトでリストが公開された最初から「申立て予定」とされていた 17タイトル (国別には分けていない数え方)のうち、現在も「受理済み」となっていないのは矢井田瞳 『Yaiko's selection』 ・ Gackt 『THE SIXTH DAY』 ・ Clementine 『30℃』 ・ L'Arc-en-Ciel 『Killing Me』 ・ SOUL'd OUT 『To All Tha Dreamers』 ・ Sowelu 『SWEET BRIDGE』 ・ The Gospellers 『G10』 ・ケミストリー 『Hot Chemistry』 ・中島美嘉『火の鳥』・藤岡正明 feat. Fairlife 『Virgin』 ・ RIP SLYME 『MASTERPIECE』 と これだけある(それぞれの発売元はリスト参照のこと)。この中で複数のタイトルを掲載しておきながら、申し立てがひとつも受理されていないのはソニーだけだ。
 上で挙げたものより後にリストに掲載され、かつ 比して最近の発売でありながら「受理済み」になっているものが他社のCDにはある。ソニーのCDだけ申立て受理が遅れているとは考えがたい。そこで浮かんでくるのが、そもそも申立てそのものを行なっていないのではないかという疑問だ。「税関に対して、きちんと書類を揃えて申請しなくても、ウェブサイトで『申立予定』のフラッグを立てておけば、輸入業者に対して威嚇的に働き、実質的に輸入規制できてしまう」との高橋健太郎氏の危惧そのままにソニーは事を運ぼうとしているのではないか?
 せめてリストの状態表示に「申請中」も含めさせすれば、こんな いらぬ疑惑を招かずに済むのだろうけどね(果たして疑惑なのか否か)。

投稿:by 暇人#9 06:11 午前 [「輸入権」問題, 安全地帯・玉置浩二, 音楽業界の愚行] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

2005.04.13

玉置浩二ライヴ・北海道シリーズ2デイズ ──の感想ではなく、その間のCDショップ巡りに関するあれこれ

 4月9日・ 10日と、 玉置浩二のライヴに行ってきた。9日が札幌・厚生年金会館、 10日が 旭川・市民文化会館である。
 この記事では公演の中身については触れない。他の記事で感想を書くかも未定(去年のも書かずじまいだったしなぁ)。ただ少しだけ書き留めておくと、今年のセットリストはアップテンポ曲が多く、しかも例年より時間が長かった。私は高く評価している(個人的には 『ニセモノ』 発売に伴う 『Super-T』 ツアーを高く評価しているのだが、今回は これに匹敵する内容だったと思う)。今年の玉置浩二ツアーは まさしくロックコンサートだ。

 玉置浩二のライヴ会場では関連CD(つまりソロと安全地帯の両方)を並べて売っており、いつも悩ましいのがポスター付きで売る最新アルバムである。毎回恒例の売り方なのだ。既に記事にしている通り、私は最新アルバムを発売時点で買う主義だ(今年は『今日というこの日を生きていこう』)。となれば、ポスターが欲しさに もう1枚買う羽目になるのかという葛藤に毎回苛まれる。
 ──いや買うわけないでしょ。
 玉置浩二ファンのある知合いは、このポスター付きを見越して最新アルバムの買い控えをしていた。ライヴに行ってから買って聴くという寸法だ。売り手としてはコンサート会場での付加価値を与えるつもりが、アルバム売上の立上がりを弱めるという裏腹の作用も与えかねないということだ。ましてポスターをわざわざ手に入れようとするなんて余程のファンなんだろうし(CDを発売当日に買うのも余程のファンであることを考えると、全くもって競合している)。しかし他の人はどうしてるのかねぇ? ダブって買ってるのかしらん。
 それにしても、札幌公演での売り子が「2枚組 (DVD 付きの初回限定版)はもう会場でしか手に入りません」と連呼していたのには閉口してしまった。──嘘こけ! 初回生産分がきっちり捌けるようなら、もうちったぁマシなチャートアクションをするわいな。
 あと売り子と言えば、まぁ現地のCD小売り店員かアルバイトなんだろうけど、 『メモリアル・コレクション』 を指さした客が「あの箱は何?」って質問しても「ボックスセットです」としか答えられないのはどうかと思うぞ。──ボックスセットなのは見りゃ判るわい、問題は中身じゃ! 自分の扱う商品くらい把握しとけ! そもそも 1996年に 発売されたボックスセット(1作目から8作目までの全作品 12枚 を収録)が今でも新品で普通に売っているというのは結構悲しいものがあるぞ。何せ今では、店頭で安全地帯のオリジナルアルバムを見かけることなんて殆ど無い。ライヴ会場で売ってるボックスセット(あとアマゾンにもあるけど)でしか入手できないとは! あの売り場でだって単独商品は置いてない‥‥。
 私は、ウェブに文章を載せるようになってから一貫してキティ批判をやってきている。あ、キティってのは安全地帯のレコードを出してた会社ね(なお9作目以降はソニー)。ここの既発作品の扱いは酷く、定期的な再発はしない、リマスター盤を出すという発想もない、しかも何の取り柄もない編集盤を何年かに1度だけ発売するという体たらく。そりゃ今さら安全地帯なんて売れないのかも知れないが、売る側が全く努力しないんじゃ売れようが無いだろうさ。

 実は今年も編集盤を発売して お茶を濁しているのだが、これの題名が『コンプリートベスト』なる恥ずかしいやつ。 2001年には 『Very Best』 が出てるから、その恥ずかしさも倍増する。
 一応、今回の売りはキティ時代の全シングルを対象にした2枚組ベストという点にある。 『Very Best』 の時はどういう訳か2作目から6作目だけを対象にしていたので、今回の選曲はかなりマシである(と言うか全曲集だもんね。選曲云々ではないか)。
 また、全曲リマスターされているらしい。どこまで音を改良したのやら。キティ時代の安全地帯は正直、歌謡曲路線まっしぐらでロック的な音作りがされていない。だからバンドの音としては非常に貧弱だった(私がリマスターを望み続けているのも これが原因)。ちと興味はある。
 というか、実は欲しかったりする。まだ買ってないけど。ベストアルバムと