2006.04.06

今まで全然気づかなかった ──The Beatles / The Capitol Albums, Vol. 2

 玉置浩二がニューアルバムを出したもんで、いろいろ音楽関係の話題を漁ってたりなんかしてたら、こんな“新譜”の発売を知った。

B000EQHXQYCapitol Albums 2 (Long)
Beatles

Capitol 2006-04-11
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The Capitol Albums Vol. 2
The Capitol Albums Vol. 2Beatles

Parlophone 2006-04-10
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 うわぁい。今の今まで知らなかったよ。

 前の 『The Capitol Albums, Vol. 1』 が思いのほか不調だったとかで、続編発売が危ぶまれていたところだったのだが、ここに発売の運びとなっていたのだね。めでたい(アマゾンでは未発売要予約になってるけど、東芝経由では既に店頭に並んでるのかい?マジ?)。
 ちなみに曲目を見てみると(アマゾンの「曲目リスト」より)──

ディスク: 1
1.Love Me Do (stereo)
2.Twist And Shout (stereo)
3.Anna (stereo)
4.Chains (stereo)
5.Boys (stereo)
6.Ask Me Why (stereo)
7.Please Please Me (stereo)
8.P.S. I Love You (stereo)
9.Baby It's You (stereo)
10.A Taste Of Honey (stereo)
11.Do You Want To Know A Secret (stereo)
12.Love Me Do (mono)
13.Twist And Shout (mono)
14.Anna (mono)
15.Chains (mono)
16.Boys (mono)
17.Ask Me Why (mono)
18.Please Please Me (mono)
19.P.S. I Love You (mono)
20.Baby It's You (mono)
21.A Taste Of Honey (mono)
22.Do You Want To Know A Secret (mono)

ディスク: 2
1.Kansas City / Hey Hey Hey Hey (stereo)
2.Eight Days A Week (stereo)
3.You Like Me Too Much (stereo)
4.Bad Boy (stereo)
5.I Don't Want To Spoil The Party (stereo)
6.Words Of Love (stereo)
7.What You're Doing (stereo)
8.Yes It Is (stereo)
9.Dizzy Miss Lizzie (stereo)
10.Tell Me What You See (stereo)
11.Every Little Thing (stereo)
12.Kansas City / Hey Hey Hey Hey (mono)
13.Eight Days A Week (mono)
14.You Like Me Too Much (mono)
15.Bad Boy (mono)
16.I Don't Want To Spoil The Party (mono)
17.Words Of Love (mono)
18.What You're Doing (mono)
19.Yes It Is (mono)
20.Dizzy Miss Lizzie (mono)
21.Tell Me What You See (mono)
22.Every Little Thing (mono)

ディスク: 3
1.Help! (stereo)
2.The Night Before (stereo)
3.From Me To You Fantasy (Instrumental - stereo)
4.You've Got To Hide Your Love Away (stereo)
5.I Need You (stereo)
6.In The Tyrol (Instrumental- stereo)
7.Another Girl (stereo)
8.Another Hard Day's Night (Instrumental - stereo)
9.Ticket To Ride (stereo)
10.The Bitter End / You Can't Do That (Instrumental - stereo)
11.You're Gonna Lose That Girl (stereo)
12.The Chase (Instrumental - stereo)
13.Help! (mono)
14.The Night Before (mono)
15.From Me To You Fantasy (Instrumental - mono)
16.You've Got To Hide Your Love Away (mono)
17.I Need You (mono)
18.In The Tyrol (Instrumental- mono)
19.Another Girl (mono)
20.Another Hard Day's Night (Instrumental - mono)
21.Ticket To Ride (mono)
22.The Bitter End / You Can't Do That (Instrumental - mono)
23.You're Gonna Lose That Girl (mono)
24.The Chase (Instrumental - mono)

ディスク: 4
1.I've Just Seen A Face (stereo)
2.Norwegian Wood (This Bird Has Flown - stereo)
3.You Won't See Me (stereo)
4.Think For Yourself (stereo)
5.The Word (stereo)
6.Michelle (stereo)
7.It's Only Love (stereo)
8.Girl (stereo)
9.I'm Looking Through You (stereo)
10.In My Life (stereo)
11.Wait (stereo)
12.Run For Your Life (stereo)
13.I've Just Seen A Face (mono)
14.Norwegian Wood (This Bird Has Flown - mono)
15.You Won't See Me (mono)
16.Think For Yourself (mono)
17.The Word (mono)
18.Michelle (mono)
19.It's Only Love (mono)
20.Girl (mono)
21.I'm Looking Through You (mono)
22.In My Life (mono)
23.Wait (mono)
24.Run For Your Life (mono)

 曲目から察するに、 『The Early Beatles』 『The Beatles VI』 『Help!』 『Rubber Soul』 のようである。いずれも米キャピトル独自の選曲であり、特に 『Help!』 は映画使用曲+サウンドトラック(ビートルズの演奏ではない)、 『Rubber Soul』 も英オリジナル盤と収録曲が一部異なる (曲数が少ない上に、英 『Help!』 収録曲がこちらに混ぜられていたりする)。
 残念ながら、 United Artists から発売されていた 『A Hard Day's Night』 のサントラは今回収録されていない。この音源が日の目を見ることは今後あるのだろうか‥‥。仮に次回があるとすれば、 『Yesterday And Today』 『Revolver』 と中途半端な内容になるだけに、ぜひ 『A Hard 〜』の収録を願いたいところではある(まさか 『Hey Jude』 とか 『The Beatles Rarities』 とかをやるんじゃあるまいな?)。

 今回も 『The Capitol Albums, Vol. 1』 と同じようにモノラル・ステレオの両音源が収録されるようである。これは嬉しい。この2つのボックスセットのお陰で、英オリジナルアルバムCDでは入手できない初期作品のステレオ版がほぼ網羅可能となる。
 ビートルズ関連のミックス違いに興味をお持ちの方にとっては、今回のボックスセットは垂涎のものとなるかもしれない。何故なら、英オリジナル盤でいう 『Help!』 と 『Rubber Soul』 の収録曲が聴けるからだ。これらのモノラル版はシングル曲を除いて未CD化である。しかもステレオ版も未CD化なのである! ──それは何故か。この2枚のアルバムはCD化される際にリミックスされているからだ。もともとは左右に“生き別れた”ミキシングをされていたのが、若干中央に寄せるなど「自然に聞こえる」ように手を加えられたのである。従って、今回のボックスに収録されるのはレコードでは一般に流通していたオリジナルのステレオ音源ということになる。
 ──そんなわけで、ビートルズ狂いの私としては「買わねばならぬ」ボックスセットだったりする。困ったな‥‥金が続かねぇよぉ。




 前にもやったが、収録曲に関する(ミックス違いの観点からの)メモを掲載しておく。例によって参考文献はレココレ増刊の『ザ・ビートルズ コンプリート・ワークス』(森山直明氏の労作であるテイク/ヴァージョン違いのデータから)。最近はビートルズ関係の文献をチェックしたりしてないので、データが古いかも知れないが御容赦のほどを(しかも私の凡ミスがあるかも知れないので、もしあれば指摘されたい)。

『The Early Beatles』
Love Me Do
【モノラル】既発と同じ(アンディ・ホワイト版)
【ステレオ】疑似ステレオ・初CD化
Twist And Shout
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
Anna
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
Chains
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
Boys
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
Ask Me Why
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
Please Please Me
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化(必聴の歌詞間違い版)
P.S. I Love You
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
Baby It's You
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
A Taste Of Honey
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
Do You Want To Know A Secret
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
『The Beatles VI』
Kansas City/Hey Hey Hey Hey
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
Eight Days A Week
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】既発と同じ(?)
You Like Me Too Much
【モノラル】既発と同じ(EPボックス)
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス版)
Bad Boy
【モノラル】初CD化
【ステレオ】既発と同じ
I Don't Want To Spoil The Party
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
Words Of Love
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
What You're Doing
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
Yes It Is
【モノラル】既発と同じ(シングルボックス)
【ステレオ】既発と同じ
Dizzy Miss Lizzy
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス版)
Tell Me What You See
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス版)
Every Little Thing
【モノラル】既発と同じ
【ステレオ】初CD化
『Help!』
Help!
【モノラル】偽モノ(ステレオから変換)・初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
The Night Before
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
You've Got To Hide Your Love Away
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
I Need You
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
Another Girl
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
Ticket To Ride
【モノラル】既発と同じ(シングルボックス)
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
You're Gonna Lose That Girl
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
※インスト曲は省略(いずれも初CD化)
『Rubber Soul』
I've Just Seen A Face
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
Norwegian Wood
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
You Won't See Me
【モノラル】既発と同じ(EPボックス)
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
Think For Yourself
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(キャピトル独自のミックス?)
The Word
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(キャピトル独自のミックス)
Michelle
【モノラル】既発と同じ(EPボックス)
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
It's Only Love
【モノラル】既発と同じ(EPボックス)
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
Girl
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
I'm Looking Through You
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(イントロ失敗版)
In My Life
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
Wait
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)
Run For Your Life
【モノラル】初CD化
【ステレオ】初CD化(現行CDの方がリミックス)

投稿:by 暇人#9 12:38 午前 [The Beatles] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.06.23

Musical Baton

 『万来堂日記』の旅烏さんからバトンを渡されたので、喜んで応じたいと思います。「1日1回バトンが受け渡されるとして、2週間で地球上の全人類にバトンが渡る」という噂の Musical Baton ですが、来なかったら来なかったで「自分は世界人口にカウントされていないのか」と思いをめぐらしたくなったりなんかして。ともあれ、来たんで一安心。
 で、バトンに応じるか否かと言えば、人に頼まれた訳じゃないのにブログなぞで自己主張(めいたもの)をやってる私ですから、バトンが回ってきて答えない訳がない(笑)。

 ミュージカル=バトン (Musical Baton) とは何じゃらほい──って人は『絵文録ことのは』が「歴史」込みで記事にしているので参照くださいまし。

 ──それじゃ、いってみよか。




■【コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量】
Total volume of music files on my computer

 メイン機(初代 iMac で名前は "Rhyme") で使ってる iTunes に登録したファイルに限ると、 21.63GB。 これって多いのか少ないのか。以前は手持ちCDを網羅するような形で MP3 を溜めてたけど、一度まっさらにして気に入った曲だけ AAC に変換し直している最中。そのうち、もっと大きい容量になっていくに違いない。
 なおハードディスク内には iTunes に登録していないファイルも多々ある。だから必ずしも総ファイル数とは一致しない。さらに言えば、変換作業中のファイルは AIFF で置いてあるから曲数にすればさほどではないかも知れない (現時点で 2855曲)。 最近CDドライブがヘタってきたんで、 AIFF → AAC の2段階でエンコードしているのだ(マシンへの負荷という観点にもよる。うちのは非力なんだが、他の作業をしながら変換する場合が少なくないため)。
 閑話休題。もう1台ある iMac と、 Win 機の方にも別のファイルが入ってるけど、最近はあまり聴いてないので詳しく報告できません (iMac の方は殆ど AIFF で数十 GB、 Win の方は MP3 で数 GB ってとこかな)。


■【今聞いている曲】
Song playing right now

 ライムスター「隣の芝生にホール・イン・ワン」。旅烏さんの推薦で『リスペクト』(あとソウルスクリームの 『The positive gravity』) を蛇回し中。 iMac で聴いたり、ラジカセで聴いたり、CDウォークマンで聴いたり‥‥。
 それらの合間に玉置浩二やら S&G やらも少々。


■【最後に買ったCD】
The last CD I bought

 まず新品(新譜ではない)。

完全収録ライヴCD 元ちとせ 「冬のハイヌミカゼ」(CCCD)
B0002CHQG2元ちとせ HUSSY-R 上田現

ERJ 2004-08-04
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 元ちとせ『冬のハイヌミカゼ』。アマゾンのデータは日本盤 「CCCD」 だけど、私のは台湾からの還流盤(笑)。こっちの方はコピコンなのかCDなのか判らず夜も眠れない‥‥。

Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1
B0001GASQO宇多田ヒカル 森俊之 磯村淳 西平彰

東芝EMI 2004-03-31
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 宇多田ヒカル 『SINGLE COLLECTION VOL.1』。 アマゾンのデータは日本盤だけど、私のはマレーシア盤(笑)。アルバム全部聴いてきたんだから、わざわざ高い金だして日本盤なんか買わないって。
 ──最近だとこんなとこ。

 中古だと(いろいろありすぎるんだが)。

THE VERY BEST OF PUFFY/amiyumi JET FEVER
B000055X10PUFFY 奥田民生 井上陽水 草野正宗

ERJ 2000-07-05
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 PUFFY 『amiyumi jet fever』。 ベスト盤ね。

ショッピング
B00005G5EE井上陽水奥田民生 井上陽水 奥田民生

フォーライフミュージックエンタテインメント 1997-03-19
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 井上陽水奥田民生『ショッピング』。2枚の関連性については詮索しないでください。照れくさいから。単に思いついて一緒に買っちまっただけだもぉん。
 こんなところかな。

 近々入手したい新譜としては、玉置浩二のライヴ盤、電気×スチャダラのコラボ、「ほ・ほほほの北海道」あたりかねぇ。

LIVE!! 「今日というこの日を生きていこう」
玉置浩二
B0009V9376

電気グルーヴとかスチャダラパー(初回生産限定盤)
電気グルーヴ×スチャダラパー
B0009JR1CM


■【よく聞く、または特別な思い入れのある5曲】
Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me

 旅烏さんが「この企画に乗っている人はこの項目に回答したいがために乗っかっているのではなかろうか」と書いていたけど、いや、私に限って言えば全くその通りではないかと(笑)。
 私が今まで音楽を聴いてきた中で区切りになった曲たちを、主に気に入っているアーティストの中から挙げてみる。

コンプリートベスト
B0007OE36G安全地帯

ユニバーサルJ 2005-03-23
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 安全地帯「熱視線」
 もう長いこと聴いてる安全地帯・玉置浩二との出逢いの曲。CMソングだった。「ワインレッドの心」には間に合わなかったんだよねぇ。

シングルズ全集(5)
B00005GCS4さだまさし

テイチクエンタテインメント 1999-01-29
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 さだまさし「恋愛症候群」(アマゾンじゃ品切れだって)。
 私が最初に買ったレコード(シングル)。ラジオで聴いて気に入ったという‥‥さだまさしも長いこと聴いてますな。いつもベッタリ聴いているわけではないけど、時折ふと聴きたくなる(まっさんは名曲多いのよ)。だいたいの有名作は持ってるかな。全作はとてもとても集められない。

Revolver [FROM US] [IMPORT]
B000002UARThe Beatles

Capitol 1990-10-25
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 THE BEATLES 「Taxman」(ビートルズが 1500円台で 手に入るっていい時代になったものだよ‥‥)。
 私が最初に買ったCD。すなわち 『Revolver』 で、これはその1曲目。 それまでは友人からテープを貰って聴いていたビートルズ、ここから遂に買い始める訳ですよ。ちなみにこのCDを買った当時は まだCDプレーヤーを持ってなかった(笑)。

Coverdale Page
B000024ZWLDavid Coverdale & Jimmy Page

Emi 1994-07
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 COVERDALE PAGE 「Take Me For A Little While」(これは中古の方が入手しやすい罠)。
 初めて聞いたデビカバのソロ曲。それまではパープル三期の冴えないヴォーカルというイメージしか無かったのが、これを聴いてソロの方も聴いてみる気になった(なおリアルタイムではなく、発売からしばらく経った後である)。その後の私の聴き方がヒネくれてるというか、 『Slip Of The Tongue』 → 『Whitesnake』 → オリジナルスネイク(いわゆる“黄金期”)だったりする。今ではカヴァデールなしの音楽生活は考えられない。

Discipline
B00064WSNWKing Crimson

Dgm 2004-11-15
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 KING CRIMSON 「Discipline」
 ヒネくれた聴き方と言えば、クリムゾンもそう。最初に買ったのが 『The Compact Crimson』 (あまりにアレな選曲で鬼子扱いされているベスト盤)で、その1曲目が 「Discipline」。 いやそれで気に入ったんだから、妙な巡り合わせだったのよね。最初の頃は“21パカ”は理解できなかったもんなぁ。このベスト盤から入った弊害は Larks' Crimson を聴く時に出たんだけど(これも理解するまでに時間がかかった)、今ではどの時期も気に入っている。結果オーライ。


■【バトンを渡す5名】
Five people to whom I'm passing the baton

 知り合いが少ないもので、私がよく訪問させてもらうサイトの管理人さんに。いや無理に繋げる必要はないですよ、時間の都合がつけば一緒に遊んでみてくださいまし(特に連絡は差し上げません。もし何かの縁で御覧になったらバトンを受け取ってください。あ、誰かこの記事を見た人が伝えて下さるのは構いませんよ。むしろお願いします。そうした話の流れも面白かろうと思いますので)。

 『Topix - Anzenchitai & Matsui Goro』 の Kaiser さん。玉置浩二・松井五郎関連の新情報・データなどをマメに発信されている方で、何か動きが無いかを知りたい時には まずここをチェックします。お忙しいとは思いますが、よろしければお願いします。

 『Where is a limit?Tonton さん。 Watchdog ブログでは最もアグレッシブな活動を展開してる方。いろいろとお忙しいとは思うのですが、どうですか、好きな曲の話をして ちょっと息抜きしましょう。

 音楽系のブロガーではないのですが、 『Copy & Copyright Diary』 の末廣さんに。「特別な思い入れのある5曲」なんてのは ちと興味があります。よろしければ。

 さて。残るは2人。
 こういうのは一種のネタですから。敬愛する2人の名前を出すとしましょう。
 玉置浩二氏と武沢豊氏に。そもそも2人がここ読んでる訳ぁないよ。
 ネタです、ネタ。

投稿:by 暇人#9 06:16 午前 [The Beatles, また買っちゃった, 安全地帯・玉置浩二, 身辺雑記] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005.02.17

『The Capitol Albums Vol. 1』 購入

The Capitol Albums, Vol. 1
The Beatles

Toshiba EMI 2004-11-16
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 ついに購入した。発売から結構たってるのだがねぇ。

 年が明けてから、アマゾンで、輸入盤を──だ。購入に際し このような選択をしたことについては、私個人としての感慨がある。
 「輸入権」を“創設”した改悪著作権法が施行されてから(ただし今のところ、この 『The Capitol Albums』 のような海外原盤の「音楽レコード」が差し止められてはいない。日本レコード協会による対象リスト参照のこと)、日本盤の値段が高い上に 「CCCD」 で、しかも追加要素と言えばヌルい解説しかない──とくれば、私が日本盤に手を出すわけが無い(東芝 EMI はこんなに気合いの入ったウェブページを用意して販促を試みているというのに。この努力自体は讃えられるべきだと思うが、 「CCCD」 が全てをぶち壊している)。輸入盤以外の選択肢などあるものか。
 ちなみに、日本語解説の代わりに『レコードコレクターズ』(通称“レココレ”) 2005年1月号 を手元に置いて聴いている次第。

『レコード・コレクターズ』
2005年1月号

THE BEATLES
ビートルズ米国進出とブリティッシュインヴェイジョン

MC5
KING CRIMSON
THE ZONBIES
SKYE/GRYPHON
DECCA

 当該号の“レココレ”は本ボックスセットのお供に最適です(と、お薦めしておく)。

 さて、今回のCDボックスセットは、ビートルズの初期作品を収録した米編集盤音源そのままのCD化(ビートルズ関連CDではCD化の際に音源が差し替えられる場合が少なくない)なので別ミックス蒐集家には資料価値が高い。何せステレオ版・モノラル版両方の収録だし。米国視点でのビートルズ史を追体験したい人にも最適。米国人から見たビートルズの姿に思いを馳せることができる(あと『エド=サリヴァン=ショー』出演時の映像なんか持ってると理想的?)。
 まぁ既発の英オリジナル盤CDを持ってる人や これから集めようって人で、オリジナル盤にこだわってたり そいつで充分って人には手を出す必要が無いという、米編集盤ってのはビミョーな位置づけの商品である。

『The Capitol Albums Vol. 1』
別ミックス収録状況

既発かどうかの基準は、
オリジナルアルバム公式CDとする。
(初CD化音源には★印を付している。)

  S  :ステレオ
  M  :モノラル
 (初) :初CD化
 擬 似 :擬似ステレオ
      モノラル音源を処理して製作された音源
 偽モノ :モノラル変換音源
      ステレオ版から単純にモノラル化された音源
キャピトル:キャピトルによる“変造ミックス”
      英国で作られたものをさらに加工した音源
オリジナル:本来オリジナルアルバムにも収録されていたが
      公式CDでは差し替えられている音源
別ミックス:英国でミックスされた音源だが、
      公式CDと異なる音源



『Meet The Beatles!』

I Want To Hold Your Hand ★
  S−擬似(初)    M−
I Saw Her Standing There ★
  S−(初)      M−
This Boy ★
  S−擬似(初)    M−
It Won't Be Long ★
  S−(初)      M−
All I've Got To Do ★
  S−(初)      M−
All My Loving ★
  S−オリジナル(初) M−
Don'r Bother Me ★
  S−(初)      M−
Little Child ★★
  S−(初)      M−偽モノ(初)
Till There Was You ★
  S−(初)      M−
Hold Me Tight ★★
  S−(初)      M−偽モノ(初)
I Wanna Be Your Man ★★
  S−(初)      M−偽モノ(初)
Not A Second Time ★★
  S−(初)      M−偽モノ(初)



『The Beatles' Second Album』

Roll Over Beethoven ★
  S−キャピトル(初) M−
Thank You Girl ★★
  S−(初)      M−偽モノ(初)
You Really Got A Hold On Me ★
  S−キャピトル(初) M−
Devil In Her Heart ★
  S−キャピトル(初) M−
Money ★★
  S−(初)      M−偽モノ(初)
You Can't Do That ★
  S−擬似(初)    M−
Long Tall Sally ★
  S−別ミックス(初) M−
I Call Your Name ★★
  S−別ミックス(初) M−別ミックス(初)
Please Mister Postman ★
  S−キャピトル(初) M−
I'll Get You ★
  S−擬似(初)    M−
She Loves You ★
  S−擬似(初)    M−



『Something New』

I'll Cry Instead ★
  S−(初)      M−別ミックス(初)
Things We Said Today ★
  S−(初)      M−
Any Time At All ★★
  S−(初)      M−別ミックス(初)
When I Get Home ★★
  S−(初)      M−別ミックス(初)
Slow Down
  S−         M−
Matchbox
  S−         M−
Tell Me Why ★
  S−(初)      M−
And I Love Her ★★
  S−オリジナル(初) M−別ミックス(初)
I'm Happy Just To Dance With You ★
  S−(初)      M−
If I Fell ★
  S−(初)      M−
Komm, Gib Mir Deine Hand ★
  S−(初)      M−



『Beatles '65』

No Reply ★
  S−(初)      M−
I'm A Loser ★
  S−(初)      M−
Baby's In Black ★
  S−(初)      M−
Rock And Roll Music ★
  S−(初)      M−
I'll Follow The Sun ★
  S−(初)      M−
Mr. Moonlight ★
  S−(初)      M−
Honey Don't ★
  S−(初)      M−
I'll Be Back ★
  S−(初)      M−
She's A Woman ★★
  S−擬似(初)    M−別ミックス(初)
I Feel Fine ★★
  S−擬似(初)    M−別ミックス(初)
Everybody's Trying To Be My Baby ★
  S−(初)      M−



※ 参考資料:『レコードコレクターズ』 2005年1月号
       『ザ=ビートルズ コンプリートワークス1』
  詳細はこれらの本をご購読ください。

 このボックスセット、私自身にとってはどんな「商品」だったか。
 いや聴きましたよ、大層よろこんで。私はミックス違いが好きな人間だから。この米編集盤のCD化自体が「待ってました!」って。

 実際の音を聴いてみて感じたのは、こんなことだ。
 ——ああ、いかにもレコードみたいな音だなぁ。
 これには少し説明が要るか(笑)。

 ビートルズ初期作品LPのステレオ音源には(後の作品のステレオ音源と比較しても)顕著な特徴があって、録音時の制約(トラック数など)から、片チャンネルに演奏が入り、もう片チャンネルに歌が入るという、いま一般に発売されている新譜CDでは考えられない“左右生き別れミックス”で収録されているのだ(古いたとえだと、音声多重カラオケテープみたいな感じ‥‥て、解るかしらねぇ?)。それゆえに、かつてのCD化では自然な(録音時に前提とされた)モノラル版が使われた。
 オリジナルアルバムCD化の際にステレオ版が選択された場合でも(つまり初期よりも後の作品)、その過渡期にあたる 『Help!』 『Rubber Soul』 ではオリジナルLPの“生き別れ”を補正する方向でリミックスされたし、その後の 『Revolver』 以降だと録音過程が複雑化して“生き別れ”の違和感が少ない。そんな訳で、この“左右生き別れミックス”はCD時代には継承されなかったLP時代ならではの音と呼ぶべきものとなった(注:この音が良いとか悪いとか、どうと言っている訳ではない)。

 ここで先の話に繋がる。今まではLPか、この音源を収録した(と称した)海賊版CDを買わなければ聴けなかったものが、いま公式CDで聴けるようになった! ──と喜んだ上での感想なのである。
 もっとも、「良くなった」と多くの購入者(アマゾンでの購入者コメントや、“レココレ”の記事など)から言われているようである音質については、私個人の感覚では「へぇさよけ」てな具合である。もともと音の違いが判るような立派なオーディオ環境で聴いているのでもなく、今までのビートルズ音源(海賊版も含め)を聴くスタンスだって純粋にミックス違いに注目していたのであって、あまり音質そのものに こだわることは無かった。だから、まぁ確かに音は良くなっているのだろうけど、商品としての価値を考える際には 我ながら少々割り引いている節がある。
 ──私が英オリジナル盤CD音源に惚れ抜いているという理由もあるかも知れない。実は、オリジナル音源をリマスターした 『The Beatles 1』 のミキシングが苦手だったり、音質面で絶賛された 『Let It Be... Naked』 のミキシングに何の感慨も無かった(上に、内容面で酷評すらした)りもしたのだ。

 私は、英オリジナル盤CD以外には、公式発売されたものは日本発売LP(英オリジナル音源についても同様)しか聴いていない。同じ音源を収録していても英盤・米盤で音質が変わると言われるビートルズ作品の世界において、私がさほど音質に気を使ってないことが判る証左かと思う。
 しかしながら かつて店頭に並んでいたビートルズLPの音が、安定した音質で公式盤として堂々と聴けるようになったことへの感慨は強いのだ。なんだかチャリチャリしてるなーとか、擬似ステレオが妙な空間を作り上げてるなーとか、“左右生き別れミックス”(ヘッドフォンで聴くべからず!)だなーとか。音質にこだわらなくとも楽しめるポイントはある。

 ここまで書いてきて、じゃあ このボックスセットは「買い」か?
 ここのところ続いてきたビートルズ関連のマニア向け商品と同様に、一概には言えない。例えば、英オリジナル盤を聴いたことの無い人にはお奨めできない。各アルバムの完成度もどうかと思うような水準だし、ある程度オリジナルを聞き込んだ上に、かつミックス違いを聴きたくなるような人だけにお奨めできるものだ。そういった人でないと、4枚組ボックスを買って聴くのはキツいのではないか。
 その一方で、今回の米編集盤CD化はマニア(もちろん私もそんな1人)たちを騒がせているのも事実である。詳しいことは後述するが、これまでのビートルズCD発売方針を覆す上に、今後の続編が期待されるからだ。仮に今ビートルズを聴き始めた人でも、その作品にハマっていって公式音源を全て集めたくなるような人(そんな属性を持ってる人)だったら、いずれは避けて通れなくなるボックスセットと言うことは出来ると思う。——初期曲のステレオ音源が公式CD化されていない現状では尚更。
 結論。ミックス違いマニアやコレクター属性のあるファンには「買い」。




 ——余談。
 「お奨めできない」と書いておいて何だけど、この米編集盤CDから入っていくビートルズファンが今後 生まれていっても、それはそれで面白いとは思う。
 過去には 『The Beatles 1』 や 『The Beatles Anthology』 から入っていくファンを憂う声があったりもした(私もそんな1人)。しかし今回の米編集盤については、入り方として間違っていない。当時の米国在住ファンの聴き方がそうだったのだから(米編集盤をオリジナルと思って聴いていた筈)。そうやってビートルズ好きになった人たちが やがて自分で発言していくような段になった時、例えば英オリジナル盤と出会ったときの思いをどう表現するのか。そんな興味がある。
 ファンの書く文章の醍醐味って、そうした個人体験の発露にあると思うのだ。ビートルズ活動当時に日本編集盤から入っていった人たちの証言を読むのは楽しい(余談だけど、日本編集のファーストアルバムの完成度は相当なものだと思う。まぁ発売時期等の制約があるから米盤と比較するのもフェアじゃないけど)。これから米編集盤CDから入る人なら、英盤CDに深い愛着を持ち その後LP音源へと進んでいった私とは異なる見方になることだろう。

 今回、米編集盤のうち4枚がCD化された。そう言えば、英オリジナル盤がCD化されたときも、最初は4枚同時発売だった。なんとなく既視感を覚えてしまう。

第1回発売(1987.2.27)
Please Please Me
With The Beatles
A Hard Day's Night
Beatles For Sale

第2回発売(1987.4.30)
Help!
Rubber Soul
Revolver

第3回発売(1987.6.1) Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band

第4回発売(1987.8.24)
The Beatles
Yellow Submarine

第5回発売(1987.9.22)
Magical Mystery Tour

第6回発売(1987.10.19)
Abbey Road
Let It Be



※ 参考資料:   『Beatles CD LP
  『goo 音楽

 いま改めて調べてみると、結構バラバラにCD化されて行ったのだな。私がビートルズのアルバムを聴いていったのは必ずしもこの発売順ではなかったのだが、「ついに この名盤がCD化!」「ついに全オリジナルアルバムがCD化!」「ついに全曲CD化!」というニュースを聞きながら、その都度 発売CDが記憶に刷り込まれていた。そんな私にとって、あの頃の空気は忘れ得ないものとなっている。CD発売の過程は、私がビートルズに興味を持っていった流れそのものだった。
 そんな思い出と重ねて考えるに、今回のような米編集盤CDの発売過程が もしかしたら新世代ファンにとっての“ペースメーカー”になっていくのではないか、そんな気がする。米編集盤の場合はボックスセットだから、これよりはまとまってCD化されていくだろうし。

 どうだろう。 『The Capitol Albums Vol, 1』 はそこまで支持を得られるだろうか。次へと繋がっていくだろうか。その結果が判らないうちに、早々と廃盤にしちまうなんてことは やめてくれよな > 米 Capitol。




 以下蛇足——

 ビートルズアルバムのCD化によるミックス違いの動向(誰がまとめても同じものにならざるを得ないのだが、“レココレ”での森山直明氏の記事を参照した。文章表現は私独自のもの。また挙げたアルバムは、必ずしも発売順には並んでいない。そのミックスの扱いに“揺れ”を生じさせつつ、今に至ったということだ)。

【レコード(LP)時代】
  各国編集盤・ステレオ/モノラル音源の混在。
  (英米では基本的にステレオ・モノラル両方が発売された。
   日本でも独自編集盤が何枚か作られている。
   これらには現行CDと異なるミックスの音源が多く収録されている。
   あと仏独蘭豪あたりで別ミックスが一部使われたりも。)

【オリジナルアルバムCD化時代】
  1987年 のCD化に伴い、ビートルズ作品は世界統一音源とされる。
  CD化される作品も英オリジナル盤に統一され、
  アルバム未収録曲は編集盤で対応することに。
  (『Magical Mystery Tour』 と 『Past Masters』 2枚。)

  米編集盤でCD化されたのは 『Magical Mystery Tour』 だけ。
  ただし、これの音源自体は英オリジナルミックスに差し替えられた。
  他の編集盤はすべて廃盤。
  (米編集盤の代表的なものとして、次のようなものがある。
   『The Capitol Albums Vol. 1』 収録の4枚
   『The Early Beatles』
   『Beatles XI』
   『Yesterday And Today』
   『Rubber Soul (米盤)』
   『Revolver (米盤)』
   『The Beatles Again (Hey Jude)』)

  英オリジナル盤においても、
  『Please Please Me』 から 『Beatles For Sale』 までがモノラル、
  『Help!』 以降がステレオ——と明確に分けられた。
  その後、シングル盤とEP盤がCD化(ボックスセット)。
  ステレオでCD化されたアルバムに収録されたシングル曲など、
  いくつかのモノラル版が初CD化された。

【“逆ミックス”音源が少しずつCD化、
 別テイク音源も一気に公開】
  “逆ミックス”とは「公式CDとは逆に当たるミックス」のこと。
  (公式CDでステレオならモノラルのこと、
   公式CDでモノラルならステレオのこと。)

  1993年 “赤盤”“青盤”
  アルバムではモノラルで収録されていた4曲のステレオ版がCD化。

  1994年 『Live At The BBC』
  1995年 『The Beatles Anthology』
  いわゆる別テイク集。
  前者はラジオ用スタジオライヴ。
  後者はスタジオアウトテイクとリミックス。

【別ミックスが極端な形で発売された例】
  1999年 『Yellow Submarine Songtrack』
  2003年 『Let It Be... Naked』
  大幅なリミックスではあるが、一時的な“企画色”が強い。

【そして従来のLPミックスが復活】
  2000年 『The Beatles 1』
  基本線としては、レコードでのミックスをリマスタリングしたもの。
  リミックス・差し替えを多く行なっている現行オリジナルアルバムCDとは
  異なる扱いと言える。

  2004年 『The Capitol Albums Vol. 1』
  米編集盤のステレオ・モノラル音源をそのまま収録するという画期的内容。

 件の米編集盤については、森山氏の当該記事での文章が解りやすい。

スタッフのデイヴ・デクスター・ジュニアらにより、モノラルを当時の技術で加工したデュオフォニック(擬似)ステレオが作られたり、低音を強調したり強烈なエコーをかけたりといった処理も勝手に行なわれた。

 ただ、これも森山氏の当該記事で述べられているのだが、今回の米編集盤のCD化は実に意味のある企画である。LPが流通していた頃は、英盤も米盤も等しく店に並んでいた(東芝 EMI は英米日の編集盤をすべて扱っていた)し、私のようにCDからビートルズを聴き始めた世代にとっても、ビートルズ史を紐解くたびに米編集盤の存在が大きくクローズアップされていたりしたものだ。まして、別ミックスを探求していこうと思えば、この存在は無視できない(まぁ英盤のステレオ・モノラル音源が全て公式CD化されるようになれば、また別の状況になっていくのではあるが)。




 蛇足その2——

 私と米編集盤との接点。
 これが極めて薄い。殆ど持ってないと言っても良い。今回CD化された4枚のうち、私が音源として持っていたのは1枚だけだった。しかも海賊版CD。

 私がビートルズを聴くようになったのは、オリジナルアルバムのCD化中の話だ。その頃はまだLPが流通していた。当時のLP(日本盤の中でも最終形態ではないだろうか)の帯は編集盤製作国の国旗が描かれているヤツで、その裏には英米日のアルバムカタログが掲載されていた。だから今回の4枚も当時から(題名だけは)知っていたことになる。ほぼ 20年越しで 入手して聴いたということ。
 ただ、CDを中心とした音楽体験だから当然のごとく、私が聴いていったのは英オリジナル盤の方だった。順次CD化されていったオリジナル 12枚に、作品補完のために発売された 『Magical Mystery Tour』 と 『Past Masters』 2枚を得て、とりあえず全曲制覇をする。で、次にどうしたかと言うと、私の場合はコレクターズCD(いわゆる海賊盤)に手を出したのだ。別ミックスに興味を持ち、しかしその頃には別ミックス収録のLPが入手しづらくなっていたが故の選択である。このあたり“お手軽志向”と言われても仕方ない。
 海賊盤の中でも、最初は別ミックス集を聴いていた。英米などの別ミックスだけを集めたものだ(例えば 『The World's Best』 のような感じ)。各国編集盤それぞれの文脈とは離れたところで掻き集められた(海賊盤業者による)編集盤である。しかしやがて“オリジナル”の形態を求め、LPの音をCD化したものを買い集めるようになる(いわゆる「パイレート盤」)。それも英オリジナル盤の“逆ミックス”が中心。やはり米編集盤との縁の薄さは相変わらずだった。
 英オリジナル盤の“別ミックス”を入手できず、米編集盤(海賊版CD)で我慢したことはあった。そうした流れで買ったのが 『Beatles '65』 (これは今回めでたく公式CD化!) 『The Early Beatles』 『Magical Mystery Tour』。 いずれもステレオ版。前二者は初期作品のステレオミックスを聴くのに最適で、後者はCD化の際に音源が差し替えられる前の米盤オリジナルミックスが聴ける。

 私は、米編集盤がオリジナル音源のままでCD化されるってんで大騒ぎしてた割には、それまでのCD蒐集の中で米盤にあまり頓着してなかった訳である。しかし英オリジナル音源については公式CD+公式CDボックス+海賊版CDで殆どを入手している。気合を入れた場面なぞでは さらにLPで買ったものすらある(ただし本当の意味で「レア」な音源には手が出ないが‥‥)。ここまで英盤に“偏った”聴き方をしてきたからこそ、今回の米編集盤CD化に素直に喜べるし(だって未知の世界だもんね)、今後の発売にも期待を持てるのかしらと思っている。結果オーライ。
 ‥‥海賊盤で集めすぎなくて良かった。いや、仮に海賊盤で入手していても、公式化されたら買いなおすのがマニアとしての仁義な訳だが(笑)。




 最後に、今後のビートルズ関連リリースへの期待を表明しておきたい。
 米編集盤は、今回同様の仕様で続編を出して欲しい。別ミックスが収録されたアルバムは全てCD化しておくれ! もちろんステレオ・モノラルの両方ね。特に 『Magical Mystery Tour』 米オリジナル音源が欲しい。
 あと、 『A Hard Day's Night』 や 『Help!』 のような(ユナイテッド=アーティスツから発売された)サントラアルバムもCD化して欲しいぞ!
 もちろん英盤だってステレオ・モノラルの両方でCD化して欲しい。今の技術でリマスターして欲しい。 『Help!』 と 『Rubber Soul』 については、LPオリジナルステレオとCDリミックスステレオの両方をリマスターしてくれ! 買うよ! 絶対買う!
 ‥‥『Live At The Holywood Bowl』 もCD化してほしいな(ボソッ)。


 PS. 主演映画の DVD も再発してほしいよなぁ。

投稿:by 暇人#9 08:53 午前 [The Beatles, また買っちゃった, 感想] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004.10.26

アップル vs アップルの結末が発表されるって本当? ──米アップルの特別イベントにまつわる ひとつの噂

 米時間の 10月26日 にアップル主催の特別イベントが予定されているらしい。

http://japan.cnet.com/news/media/story/
0,2000047715,20075222,00.htm

「アップル、来週特別イベントを開催へ
 --iPod関連のニュースを発表か
 - CNET Japan」

 このイベント自体、 iPod の新型を発表するんじゃないかとか、 U2 特別モデルを発表するんじゃないか等の噂が立てられてはいるのだが、別段 iPod を使ってるわけでもない私 (iTunes なら最初に登場してからの愛用者だけどね)にとっては注目するようなものでもなかった。
 ところがどっこい、英米アップルの間の訴訟について調べてたら、このイベントが面白い噂と共に語られているのを発見した。

http://nobi.cocolog-nifty.com/nobilog2/2004/10/paul_mccartney.html
「nobilog2:
 『ポール・マッカートニーがアップル役員』の噂は本当か?」
引用はこちらから。

http://www.himajin.jp/mt/ei/archives/000426.html
「若旦那の独り言2004 Ver.3:
 10月26日には何がくる?」
ネタ元。


私の謎の情報網を経由して、あるアップルに近い関係者が昨晩ポール・マッカートニーと握手したと自慢していたという話が流れ込んできた。
このタイミングでポール・マッカートニーと握手というのはあまりに怪しい。

Webでは米時間10月26日にアップル社が音楽関係の発表会を行うと報じられているが、このこともあわせて考えると...

 この記事を紹介していた『若旦那の独り言』でも述べられているように、林信行氏 (雑誌その他を読む Mac 使いなら知らぬ人はいない、 Mac 系メディアで活躍するライター)の Weblog で公表されたネタなのが興味深い。「謎の情報網」経由としているし、確実性という点で言えば あくまでも憶測の域を出ないだろうけどね。

 英アップルと米アップルとの商標をめぐる訴訟について、「和解」されるとの噂は1ヶ月ほど前から囁かれていた。当時、私もこれを採り上げている。

http://himagine9.cocolog-nifty.com/kitaguni/2004/09/apple_vs_apple.html
「試される。(ココログ mix):
 『Apple vs Apple』訴訟、和解?」

 で、ポール=マッカートニーが米アップルの役員になるんじゃないかという噂は、この時すでにあったのだった。無論これも憶測の類。
 もっともポールの話だけではなくて、「和解」のこと自体、流れてくる情報があまりにも少ないために本当かどうか判らない状況だった。日本でこれを伝えたのは、共同通信が配信したニュースのみ。しかも「米芸能誌バラエティ」からの伝聞情報であるとの断り書き付きだ。続報も無く、その信憑性は宙ぶらりんのまま。
 仕方ないと言えば仕方ない話。今までの訴訟・和解についても、米英のアップルは堅く口を閉ざしているのだ。今回も同様の措置が取られる可能性が無いわけじゃない、その「和解」がビジネスのネタになるものでない限りは。
 和解の見通しが立ったとの噂について、 『CNET』 は「真相はいかに」と記事を掲載し、否定的な立場から論じている。

http://japan.cnet.com/news/media/story/
0,2000047715,20074790,00.htm

「iTunesでビートルズの楽曲配信?
 --噂の真相はいかに
 - CNET Japan」

 ともあれ、この噂が本当なのか否か、 26日のイベントで判明するかも知れない。しないかも知れないけど。いずれにせよ、自分の目を惹くイベントがひとつ出来たことは、こうしてブログのネタになるということも含め、喜ばしいことではある。




 余談をひとつ。
 英アップルによる今回の訴訟については、商標を守るための正当な措置だと私は考えている。以前の「和解」内容が正式に公表されていないため信憑性を計ることが出来ないのだが、英アップルの主張が正しければ、米アップルの行為は明らかに商標権の侵害である。こうした話題を文章にするときだって「英アップル」だの「米アップル」だの、ややこしくて仕方ないんだぁ!
 失礼した。ビートルズすなわち英「アップル」の商標は、今なお使われているものである。そして将来において使われることも間違いない。まだ 『Let It Be』 がソフト化されてないし、各アルバムの逆ミックスもCD化されていない、音楽配信にも音源提供していない、そういえば映画作品のほとんどは現在 DVD で流通していない‥‥この「アップル」ブランドが今後も音楽産業の権化として強い影響力を持ち続けることは間違いないのだ。
 英アップルを舐めると怖いぞ。こいつらの集金はずっと続くぞ。最低でも、今いるファンが死に絶えるまで続くぞ。彼らはずっと金を払い続けるのだからな。あ、俺もだ。笑いたければ笑え、それがビートルマニアってやつなのだ! ああ!

 脱線しました。ビートルズ関係になると冷静じゃ いられないので。
 ただアップルシンパから見ても、要求する額の異常な大きさ (All You Need Is Cash って訳かい?)や、米アップルへ突きつける条件によっては、英アップルブランドの価値を自ら失墜させることにもなりかねない。ただでさえ、矢面に立っているのは あのポールだ(笑)。
 解散にまつわる負の側面をひっかぶり、いつもジョンと比較され揶揄されて、 9/11 以降は極右的イタい発言を繰り返し、 『Let It Be... Naked』 なぞという超自己満足駄盤を出しちまった──ポール=マッカートニー。ジョージ亡きあと自分勝手なことばかりやってるとファンから陰口を叩かれ、ただでさえ良くないイメージが更に悪化することを私は危惧する。
 自ら起こした訴訟とは言え、英アップルには巧く収めてほしい(米アップル──ジョブズが言いくるめるのでもいい)。私個人としては、英米アップルで手を組むか(買収でなくても合弁新会社って手もある)、米アップルが新音楽ブランドを立ち上げるか、そんな辺りが落とし所じゃないかって考えてる。
 逆に最低の結末が、英アップルが金だけせしめるってやつ。『若旦那の独り言』みたいに「商標ゴロかよ」って皆からツッコミ入れられるぞ、絶対に。




【関連 URL】

http://www.himajin.jp/mt/ei/archives/000372.html
「若旦那の独り言2004 Ver.3
 アップルの商標争い決着へ ビートルズ側に巨額和解金」

http://japan.cnet.com/news/media/story/
0,2000047715,20069123,00.htm

「オンラインにも
 『ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!』
 - CNET Japan」

※その他、私の前の記事でのリンク先
 『what's my scene?』 も参照ください。

投稿:by 暇人#9 03:24 午前 [Macintosh, The Beatles] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004.10.13

ビートルズの話が出た ついでに── 『LIB...N』 『DHY』 『RNR』 『Acoustic』

 ビートルズの新ネタを採り上げたついでに、既発のネタの現状についても書き留めておこう。

 まず、 「CCCD」 化が大きな反発を生んだ 『Let It Be... Naked』 から。

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 アマゾンでの米盤が値上げしており、 2210円也。
 発売当時の価格が値下げされたものであることは判るが、ここまで値段が上がることには首を傾げざるを得ない。まぁビートルズのオリジナルアルバム米盤と同水準なのだが‥‥。

 ──それはともかく。
 『Capitol Vol. 1』 では 「CCCD」 拒否の声が挙がるのだろうか。 『Let It Be... Naked』 で騒然とした時のように‥‥。

 もちろん私は日本盤を買いません。 「CCCD」 など一切 買いません。
 『Capitol Vol. 1』 も 『Rock 'N' Roll』 も 『Acoustic』 も、アマゾンで米盤を入手すべく、固く決意しているのであります。




 日本盤が先行して発売されたジョン=レノンの“新作”、 『Rock 'N' Roll』 リマスター盤と 『Acoustic』。前に採り上げてから、アマゾンで少し動きがあった。

 まず、 『Rock 'N' Roll』 はUK盤を扱っていたのだが、いつのまにかUS盤と差し替えられていた (URL は同じなのだがねぇ)。

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 しかぁし! 値段が安くなって入手しやすくなったぞ。 1580円也。
 私もこれで買うつもり(そのうちにね)。

 『Acoustic』 もUS盤が入手可能となった。

Acoustic
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 値段は 『Rock 'N' Roll』 リマスター盤と同じ。いいねぇ。
 どちらも日本盤は 「CCCD」 だから、CDである米盤で買うしかないでしょ。




 少し前に発売された、ジョージ=ハリソンのボックスセット 『Dark Horse Years』 に DVD が同梱されていた。いままでパッケージ化されてなかった映像が満載(まぁ収録時間は短めだったのだが)で、ボックスセットを買わなければ入手できないのも ちと酷な感じだった。
 で、それが単品発売された。歓迎すべきところではあるだろう。
 ──アマゾンでは日本盤と米盤の両方が入手できる。

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 前者が日本盤、後者が米盤。
 相変わらず日本盤は高い。日本語字幕が欲しければ日本盤を買うことになるだろうけど‥‥米盤のリージョンコードはどうなんだろ? 実はリージョンフリーで日本語字幕入りだったりしないのかなぁ(カスタマーレビューを待つに限る‥‥かな?)。
 ──ちなみに元々のボックスセット(米盤)に入っていた DVD はリージョンフリー・日本語字幕入りだった。余裕のある方はこちらがオススメ。この時期のアルバムは、ジョージらしいリラックスした内容だから買って損はない筈(私は英盤ボックスを買ったのですがね── DVD は PAL 方式なんでパソコンでしか見られない。もちろん字幕なし)。

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 むむぅ、アマゾン・アソシエイトばっかりの記事‥‥。

投稿:by 暇人#9 09:32 午後 [The Beatles, 「CCCD」, 音楽業界の愚行] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

ビートルズ 『Capitol Album, Vol. 1』 ホントに出るのかよ! ──やっぱ日本盤は 「CCCD」

Capitol Album, Vol. 1
The Beatles

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 ビートルズの米編集盤がCD化されるらしい──と うちでも9月に軽く触れていた話題。その発売が正式に発表された(上のリンクは、アマゾンで予約受付中の米盤CD。なお日本盤は 「CCCD」 だそうな)。

 ビートルズは英国で発売されたアルバムがオリジナル作品ということになるのだが(もちろん編集盤は除く)、どうしてそんなことをわざわざ言わなければならないかというと、米国・日本などでは当時、独自に編んだアルバムが“オリジナル”として売られていたからなのだ。
 英国アルバムではシングル曲を収録しなかったことが少なくなかった(だからCD化の際には 『Past Masters』 なるアルバム未収録曲を集めた盤が発売されて初めて、全作品CD化が成った)。ところが米国・日本でのアルバムはシングル・アルバムの曲をごたまぜにして並べ替え、“オリジナル”アルバムとして売り出したのだった。
 その後CD化を機に、ビートルズのアルバムは全世界で英盤のみに統一された(米編集盤 『Magical Mystery Tour』 は特例中の特例)。それによって米国・日本での独自編集盤は廃盤となった。

 ──そのうち米国盤の4枚が今頃CD化されるというのである。ホント!

http://www.toshiba-emi.co.jp/beatles/news/news20041012.htm
「THE BEATLES」
見出し「『ザ・ビートルズ ’64 BOX』
    11月17日 緊急発売決定!」。


1964年、世界を変えた4作品がついに初CD化!
1964年、米キャピトル・レコードはザ・ビートルズの4枚のアルバムを英国とは違った編集/ジャケットで発表しました。それぞれのアルバムは100万枚単位という空前のセールスを上げ、またUA盤『ハード・デイズ・ナイト』を加えて、52週のうち実に39週ビルボード誌アルバム・チャート1位を独占という前代未聞の記録を達成。この年、世界的な“ビートルズ文化”革命が巨大な幕を開けたのです!
2004年11月、ザ・ビートルズの歴史を語るに欠かせないこの4枚のアルバムがはじめてCD化、ボックス・セットとして発売されます。1987年、英オリジナル盤がザ・ビートルズ唯一の正規盤とされたのを受け廃盤になって以来なんと17年ぶりの復活です。!

<ボックス内容>

1.『ミート・ザ・ビートルズ』(1964年1月20日発売)
2.『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』(1964年4月10日発売)
3.『サムシング・ニュー』(1964年7月20日発売)
4.『ビートルズ‘65』(1964年12月15日発売)

・87年以来廃盤になっていた幻の米オリジナル・キャピトル盤、CDとして復活。初CD化。
・各アルバム紙ジャケット仕様(分売なし) ボックス収納
・全曲ステレオ&モノ両バージョンを併録した超お徳用盤
・全45曲中33曲が初ステレオCD化
・オリジナル・ステレオ&モノ・マスター使用
・24ビット・デジタル・マスター化
・52ページ英文ブックレット付
・日本語ブックレット付(英文ブックレット翻訳/歌詞・対訳/解説)
・4枚組¥10,000(税込) TOCP-67601-04 (CCCD)

 ──なんだかなぁ。
 はっきり言って、日本盤で買う必要なんてないわね。 「CCCD」 だし。しかも曲としては既発なわけで、4枚組とは言え 10000円 は高すぎ。また初心者を騙して買わせる気か?

 なお、東芝 EMI によると 「全45曲中 33曲 が初ステレオCD化」とのことだが、これは単にステレオ・モノラルで既発かどうかを判断しているだけで、レアミックスは考慮に入れていないようだ。どうせマニアしか手を出さない(また出すべきではない)ものだってのに、そんなザルのような情報でどうするのだ。
 ──まぁ、既発CD音源に差し替えられている可能性もまだ残ってはいるんだけど。

 「オリジナル=ステレオ&モノ=マスター仕様」というのが本当だとしたら、前の記事でも付記していた通り、収録音源の半分近くがレアミックスということになる。その数は、東芝 EMI が「初CD化」とするものよりも幾らか多い。

http://himagine9.cocolog-nifty.com/kitaguni/2004/09/_capitol_.html
「試される。(ココログ mix):
 ビートルズ米 Capitol 編集盤、CD化‥‥って本当?」

 今まで海賊版CDでしか手に入らないミックスだっただけに、私“ビートルマニア”としては、コレクションのネタが増える嬉しい発売ではあるのだが‥‥アナログ時代の混乱が再び起こってしまうのであろうか? そんな心配もしてしまう。だって私がビートルズを聴き始めた頃は、カタログや店頭に、英オリジナル・英編集・米編集・日本編集・テイチク半海賊版(笑)とかが並んでて訳わからなかったからねぇ(今でこそ情報が出揃ってはいるけどね)。

 『The Beatles Anthology』 の混乱ふたたびって感じかな(このときは、マスターテイクに勝るべくもないアウトテイク集を“新作”として売りやがったために、初心者が飛びついて即中古に流すという事態に至ってしまった‥‥その戦略ミスは東芝 EMI の汚点と言っても良い。“安物”ビートルズのイメージを量産したのだから)。

投稿:by 暇人#9 09:17 午後 [The Beatles] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004.09.15

ビートルズの話題、3発目 ──ジョン=レノン 『Rock 'N' Roll』 の動向

 ──ビートルズの話が続いているついでに。

 前に、うちでも採り上げたジョン=レノンのアルバムの話。

http://himagine9.cocolog-nifty.com/kitaguni/
2004/08/__cccd.html

「試される。(ココログ mix):
 これってどうよ? ──ジョン=レノン新盤も
 『CCCD』だは、輸入盤は高いは」


 ジョン=レノンの新盤が発売されるらしい。それも2枚同時。1枚はギター「弾き語り」のデモ音源集(ただし 16曲中9曲は 『John Lennon Anthology』 で既発)、もう1枚は 『Rock 'N' Roll』 のリミックス。(中略)
 アマゾンでは 『Rock 'N' Roll』 のUK盤が予約受付している。しかし 2988円ってどうよ? 高すぎやしないか。

 ──その後 調べてみたら、アマゾンで英盤を値下げしてた。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/
B0002X4TRA/249-4159675-2795558

「Amazon.co.jp: 音楽:
 Rock 'N' Roll [ORIGINAL RECORDING REMASTERED]
  [FROM UK] [IMPORT]」

 2280円 とくらぁ。
 まだちと高い気がするけどね、英盤だから仕方ないか。
 問題は米盤の方なのだが‥‥いつ買えるようになるのか(それとも買えないのか)。いまだに amazon の検索には出てこない。

投稿:by 暇人#9 05:36 午前 [The Beatles, 「CCCD」, 音楽業界の愚行] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

ビートルズ米 Capitol 編集盤、CD化‥‥って本当?

 ──『ふっかつ!れしのお探しモノげっき』にて初めて知る (8月30日の話)。
 アップルの話が出たついでに これも採り上げておこう。

http://www.myprofile.ne.jp/blog/archive/ecolin_profile/153
「またまたまた・・・(と続く)ただいまT社さん迷走中」
(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)



ちなみになんでも、
アメリカ編集のアルバム4枚が待望の
CD化なんだと。出るんですかーって
感じなんすが。とりあえず、
「ミート・ザ・ビートルズ」「セカン
ド・アルバム」「サムシング・ニュ
ー」「ビートルズ・65」の各4枚で
ステレオとモノラルの両方を収録。
BOXも発売されるとな。

 本当なのかなぁ。本当だったら買っちゃいそうな気が(笑)。
 でも順調に発売できるのだろうか。

 ビートルズの曲はCD化されて以来 厳密に全世界で音源統一されている訳で、ここで米編集盤をCD化してしまうとなると、それがミックス違いの宝庫なだけに音源統一が崩れる結果となる。しかも、米編集盤はビートルズ本人の意図とは関わりない所で収録曲を決められてるからなぁ‥‥歴史的価値しか無いとも言えるんだよなぁ。
 ──そこでも欲しくなるのがマニアの性(さが)な訳だけど。




 このまま終わるんじゃ芸がない。CD化されるという4枚のアルバムについて、データを載せておこう(モノラルとステレオがLP通りに収録されることを前提に、レアミックスについても触れてみた。もしこの通り発売されれば、収録音源の半分近くが初CD化のレアミックスということになる)。

『Meet The Beatles』
(1964.1.20)
● I Want To Hold Your Hand
● I Saw Her Standing There
● This Boy
● It Won't Be long
● All I've Got To Do
● All My Loving
● Don't Bother Me
● Little Child
● Till There Was You
● Hold Me Tight
● I Wanna Be Your Man
● Not A Second Time

 「This Boy」 「All My Loving」 以外のステレオ版は初CD化(なお 「I Want To Hold Your Hand」 は疑似ステレオのため初CD化)。



【追記:2005.2.17】
全曲ステレオ版が初CD化。
このうち 「I Want To Hold Your Hand」 「This Boy」 が疑似ステレオ、 「All My Loving」 がオリジナルミックス(“赤盤”収録ステレオ版の方がリミックスされた音源)。
モノラル版は 「Little Child」 「Hold Me Tight」 「I Wanna Be Your Man」 「Not A Second Time」 が初CD化。これらはステレオ版をモノラル変換しただけの“偽モノ”である。

参考資料:『レコードコレクターズ』 2005年1月号
『The Beatles Second Album』
(1964.4.10)
● Roll Over Beethoven
● Thank You Girl
● You Really Got A Hold On Me
● Devil In Her Heart
● Money
● You Can't Do That
● Long Tall Sally
● I Call Your Name
● Please Mr. Postman
● I'll Get You
● She Loves You

 「Thank You Girl」 モノ版(ステレオ版からモノラル変換したもの)は英モノ版と別ミックスで初CD化。
 「Long Tall Sally」 以外のステレオ版は初CD化。このうち、 「She Loves Your」 「I'll Get You」 は疑似ステレオ。 「I Call Your Name」 ステレオ版は英ステレオ版とミックス違い。


【追記:2005.2.17】
全曲ステレオ版が初CD化。
このうち 「Thank You Girl」 「Money」 だけがオリジナルミックスで、他はキャピトルによるリミックスや疑似ステレオ、あるいはアビーロード側による別ミックスである。
モノラル版は 「Thank You Girl」 「Money」 が“偽モノ”、 「I Call Your Name」 が別ミックスで、それぞれ初CD化。

参考資料:『レコードコレクターズ』 2005年1月号
『Something New』
(1964.7.20)
● I'll Cry Instead
● Things We Said Today
● Any Time At All
● When I Get Home
● Slow Down
● Matchbox
● Tell Me Why
● And I Love Her
● I'm Happy Just Do Dance With You
● If I Fell
● Komm, Gib Mir Deine Hand

 「I'll Cry Instead」 「Any Time At All」 「When I Get Home」 「And I Love Her」 モノ版は英モノとミックス違い。
 「Slow Down」 「Matchbox」 「And I Love Her」 以外のステレオ版は初CD化。そのうち 「Komm, Gob Mir Deine Hand」 は英ステレオ版とミックス違い。


【追記:2005.2.17】
ステレオ版は「Slow Down」 「Matchbox」 以外が初CD化。
特に、 「And I Love Her」 がオリジナルミックス(“赤盤”収録のステレオ版はリミックスされた音源)。
モノラル版は別ミックスの宝庫。 「I'll Cry Instead」 「Any Time At All」 「When I Get Home」 「And I Love Her」 がアビーロード側による別ミックス音源で初CD化。

参考資料:『レコードコレクターズ』 2005年1月号
『The Beatles '65』
(1964.12.15)
● No Reply
● I'm A Loser
● Baby's In Black
● Rock And Roll Music
● I'll Follow The Sun
● Mr. Moonlight
● Honey Don't
● I'll Be Back
● She's A Woman
● I Feel Fine
● Everybody's Trying To Be My Baby

 すべてのステレオ版が初CD化。このうち 「She's A Woman」 と 「I Feel Fine」 は疑似ステレオ(よって現行CDとミックス違い)。



【追記:2005.2.17】
全曲ステレオ版が初CD化。
このうち 「She's A Woman」 「I Feel Fine」 が疑似ステレオ。
同2曲はモノラル版も別ミックス(アビーロード側によるもの)で初CD化。

参考資料:『レコードコレクターズ』 2005年1月号

 ああ‥‥これ書いてたら欲しくなってきたよ。

 (参考文献:『ザ・ビートルズ コンプリート・ワークス』
  レコード・コレクターズ増刊。
  森山直明氏の記事はレアミックス情報収集の ひとつの到達点。)

投稿:by 暇人#9 05:34 午前 [The Beatles] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

「Apple vs Apple」訴訟、和解?

 愛読ブログ巡回中(最近は はてなアンテナ使ってます)に見つけたこんな記事──

http://whatsmyscene.blogspot.com/2004/09/
appleappleapple-apple-corps-settlement.html

「what's my scene? ver.6.1」
見出し 「Apple と Apple が和解?」。


 Apple Computer(iPodで有名な会社。パソコンも作っているらしい…)とApple Corps(言わずと知れたビートルズ関係の会社)が、こじれていた商標問題でどうやら和解しそうな気配。ある弁護士によれば、この手の法的闘争史上では前例がない記録的な形(=金額)で解決することになりそうだという話も…。

 この件に関しては うちでも ほぼ1年前に書いたことがあって、私は こんな予測を立てていた。

http://himagine9.cocolog-nifty.com/kitaguni/
2003/09/pcupdateappleap.html

「試される。(ココログ mix):
 『PCUPdate:AppleがAppleを訴える
  - Beatlesの管理会社はiPodにご立腹』」
なお初出は 『北国tv』 にて。


 今回の訴訟がどのような形で決着するかは判らないが、今までのように金で済む問題ではないだろう。
 言ってみれば、音楽業界内での正面衝突だ。米アップル側が別商標を使う羽目になることも考えられる。
 彼らが相手にしているのは、ビートルズという音楽産業の権化なのだから。

 こう書いといて、金で決着するのでは〈いい面の皮〉ってところだが‥‥。
 私としては英アップルがどういう解釈(言い訳?)を示すかが楽しみである。いやひょっとすると 『what's my scene?』 で触れられていたように、英米のアップルが音楽分野で提携なんてことも‥‥(そういうアクロバティックなことをやりかねないのがスティーブ=ジョブズなんだよなぁ。ポール=マッカートニーみたいな偉大なる耄碌爺(笑)を手玉に取るくらい簡単そうでさぁ‥‥あの偉大なる詐欺師(笑)。)
 まぁ米アップルが会社名変えるって線も捨てがたいけど(面白さって点ではね)。

 ──バナナかピーチだ!




 余談。
 まず、マッカートニーを「耄碌爺」、ジョブズを「詐欺師」と呼んだのは勿論冗談ですよ。いや少しは本気かも‥‥(英米両方のアップル“信者”ってことで許して頂戴)。

 余談その2。
 『what's my scene?』 さんでの一文「Apple Computer(iPodで有名な会社。パソコンも作っているらしい…)」に引っかかるな〜って思ってたら、何だ、ユーザー(元ユーザー?)の自虐かぁ。
 調べる前に変なこと書かないで良かった。

投稿:by 暇人#9 03:34 午前 [Macintosh, The Beatles] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2004.08.28

これってどうよ? ──ジョン=レノン新盤も 「CCCD」だは、輸入盤は高いは

 『Let It Be... Naked』 以来、久しぶりのビートルズ関連の話題。──また 「CCCD」 がらみだってのが泣けてくるが。

 ジョン=レノンの新盤が発売されるらしい。それも2枚同時。1枚はギター「弾き語り」のデモ音源集(ただし 16曲中9曲は 『John Lennon Anthology』 で既発)、もう1枚は 『Rock 'N' Roll』 のリミックス。

http://www.toshiba-emi.co.jp/beatles/
news/news20040826_a.htm

見出し「John Lennon Acoustic
    ラヴ 〜アコースティック・ジョン・レノン
    9月29日 日本大幅先行発売決定!!」。
(THE BEATLES 日本版公式サイト)
http://www.toshiba-emi.co.jp/beatles/
news/news20040826_r.htm

見出し「JOHN LENNON ROCK'N'ROLL
    ジョン・レノン ロックンロール
    <リミックス&デジタル・リマスタリング>」
(THE BEATLES 日本版公式サイト)

 上のリンクを見て戴ければ判ると思うのだが、日本盤はやはり 「CCCD」 である。そして 『Acoustic』 の方は「日本大幅先行発売」とのこと。東芝 EMI め、相変わらずの姑息さよ。

 さて、私が 「CCCD」 を買うことは絶対に有り得ないので、例によって輸入盤を探すことになろう。規格準拠盤で発売されるか まだ判らないけれど。
 タワレコ・アマゾン・ HMV のサイトで調べてみる。 『Acoustic』 の方は「日本大幅先行発売」だけあって、どこも輸入盤の予約を受け付けていない。検索結果は以下のリンクで見て戴くと早いだろう。

http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfSearchResults.jsp?
keyword=ArtistId&SEARCH_GENRE=ALL
&entry=174569&GOODS_SORT_CD=101

「@TOWER.JP -SearchResults」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/
index=music-jp&field-keywords=ジョン%20レノン/
ref=xs_ap_sai1_xgl15/249-4159675-2795558

「Amazon.co.jp: 検索結果 音楽: ジョン レノン」
ここから「リリースの新しい順番」で並べ替えて下さい。
http://www.hmv.co.jp/search/artist.asp?
artistcode=000000000006149

「HMV - Search - Artist - John Lennon」

 パッと見ただけでも三者三様な感じである。
 まずタワレコは輸入盤のデータは載せていない。やはり新発売輸入盤の予約を受け付けない気でいるのか。「ユーザーズ=レビュー」では早くも 「CCCD」 に対する苦情が。
 アマゾンでは 『Rock 'N' Roll』 のUK盤が予約受付している。しかし 2988円ってどうよ? 高すぎやしないか。ところで、日本盤の予約を受け付けてないのは何故? (後日注:その後、日本盤の予約受付も開始した。もちろん 「CCCD」 の表示付きである。 2004年9月10日追記。)
 HMV では日本盤2枚を扱っているのは当然だろうが、 『Rock 'N' Roll』 のUK盤も入荷するようである。価格が 1890円! やっぱりアマゾンのは高すぎるって訳かい。しかし HMV に飛びつくのは早計である。問題があるのだ。

 HMV のサイトによれば、 『Rock 'N' Roll』 のUK盤も 「CCCD」 のようなのである。とすれば、アマゾンでのUK盤も同様の可能性がある。注目すべきは米盤ということになるだろうが、これの情報はいつ出てくるだろうか。
 Ricky Fante や Velvet Crush の時とは違って、私も当事者なんで気合いの入り方が違ってしまうのは否めない所ではあるのだなぁ。勘弁してね。

投稿:by 暇人#9 12:00 午前 [The Beatles, 「CCCD」, 音楽業界の愚行] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2003.09.17

「PCUPdate:AppleがAppleを訴える - Beatlesの管理会社はiPodにご立腹」

http://www.itmedia.co.jp/products/
0309/12/ne00_beatles.html

「PCUPdate:
 AppleがAppleを訴える
 - Beatlesの管理会社はiPodにご立腹」

 米アップルが告訴された。その社名自体に問題を抱えているのは、今までも幾度となく噂されていた通りだ。そして今や iPod と iTunes Music Store で音楽業界へと首を突っ込み始めたことで大事へと至ったのである。
 ──英アップルが黙ってなかった。




 英アップル (Apple Corps Ltd.)。 1968年の 設立当時はともかく、今やビートルズと一心同体の会社である。
 アーティスト自身が会社を経営する走りとして知られ、当初はレコード部門を始めとして映画・ブティックなど様々な事業を抱えていた。しかし そこは素人集団、すぐに瓦解してしまいビートルズ