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2006年2月18日 (土)

CDリッピングはフェアユースか ──なんて議論が改めて為される日が来るのか?

http://blog.livedoor.jp/whats_my_scene/archives/50330820.html
「RIAAがCDのリッピングは違法との見解?」
(what's my scene?)

http://tontonsblog.seesaa.net/article/13403447.html
「RIAAってやはり消費者の事なんてこれっぽっちも考えてないのね」
(Where is a limit?)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/17/news076.html
「『iPodへのCDリッピングは公正使用にあらず』とレコード業界」
(ITmedia News)

『what's my scene?』 さん経由の情報を小耳に挟みつつ、 『Where is a limit?』 さん経由、 ITmedia に「『iPodへのCDリッピングは公正使用にあらず』とレコード業界」なる記事が掲載されています。 Grokster 訴訟で RIAA (全米レコード協会)らが提出した書類によると、CDからコンピュータや iPod へのコピーが「公正使用ではなく、単に許可に関するものであ」り、「特定の状況でコピーを作成することがしばしば、あるいは定期的に認められているからと言って、必ずしも著作権保有者が許可していない場合にコピーが公正使用と認められるわけではない」とする意見を述べているのだとか。

 もうね、呆れるしかないというか。
 CDリッピングが「フェアユース」でないというのなら、まずはその根拠を示さないと話にならないですよね。「フェアユース」とはならない要素とは何か? ひょっとすると問題の書類で論じてるんですかね。自分で読まないとならないかなぁ。
 訴訟で決着しない限りは、 RIAA らが何を言おうが一つの“学説”でしかありません(例え「権利者」の主張であっても)。まぁそれに同調する学者が出てくれば多少は違うのかも知れませんが。しかし従来の「フェアユース」を維持しようとする動きだって出てくるでしょうから、侃々諤々の議論となることは間違いないでしょう。
 しかし実質的なことを考えれば、いくら彼らが「フェアユースでない」と主張したところで、CDからコピーして各種メディアで聴くという使用態様は絶対に無くなりません。コピーを妨害する 「CCCD」 を売り出したところで(リッピングをやってる人であれば なおさら)誰も買いたがらない。そもそも米国では消費者から訴えられるのが怖くてなかなか導入できなくて、ようやく一定量を投入できた SONY BMG は 「rootkit」 他でコケて 結局訴えられてますし。
 CDでコピーコントロールをするのは不可能なのですよ。未だに再生保証と両立したものが全く登場していないのですから(そして再生保証ができれば間違いなくリッピング可能ですもんね。笑)。だからCDからのリッピングを減らしたいのなら、もうCDを売らないという決断をする以外にありません。 SACD なり DVD Audio なりに さっさと移行する、と。もっとも それをやったところで、既に各家庭にあるCDからのコピーを防止することなんて出来ませんけどね。
 ──RIAA 的には打つ手なし?

 米国レコード業界側がどさくさ紛れに主張したのか、それとも これから継続して主張していく気なのかは判然としません(去年の全米レコード売上げが落ちたってことで錯乱してる印象もありますね)。が、この主張が続けて喧伝されるようなら電子フロンティア財団も黙ってないでしょうし、万一 訴訟沙汰にでもなれば面白いことになるかも‥‥。
 訴訟ともなれば、具体的な議論に落ち込まざるを得ないですからね。CDからハードディスク・ CD-R ・ iPod などへのコピーが一般的な使用態様となっているわけで、これを取り締まろうにも(物理的にも技術的にも法理的にも)難しいでしょうから RIAA らとしてもヤブ蛇だろうと思いますよ。

 日本では、今年 2006年の 文化審議会著作権分科会に私的録音・録画問題を審議する小委員会が設置されるという話があります。去年の法制問題小委員会での議論を引き継いでいくのでしょうが、ここでおそらく上の話も引き合いに出されることでしょう(それこそ JASRAC あたりが喜んで話しそうですね)。私的複製規定(米国ではフェアユース)の具体的議論に落とし込んで、件の主張が根拠レスであることを明確にせねばなりません。
 具体的議論というのはキーワードですよ。私的録音・録画が「権利者」に対していかなる「不利益」を生じさせているのか、対価を支払って入手した著作物を私的複製するのに本当に「補償金」を必要とするのか、「補償金」をかけるとすれば(一律ではなく)どのような複製態様に課すべきか‥‥等々、細かく想定するよう促す必要があります。何せ、今までの私的録音・録画問題の“議論”は「ただ何となく」という雰囲気だけで談合されたものでしかありませんから。

※私的録音録画補償金で想定されているのは、レンタルCDや放送から録音・録画された場合だけでした。驚いたことに手持ちのCDからMDにコピーすることの本質的議論すらまともに行なわれていません。補償金制度が創設される際の文化庁側の説明は限定されたものであり、しかもレンタル使用料と私的録音補償金との兼ね合いも是正されていません(レンタル使用料については私的録音の補償としての設定が為されています)。

Posted by 谷分 章優 音楽と著作権 |

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» アメリカでは「CDをリッピングしたら違法だ!」と公言しても恥ずかしくないらしい トラックバック 趣味の問題2
…… ガイアツがなくても喜び勇んで圧力されちゃう団体さんの姿が目に浮かぶ。 …… 続きを読む

受信: 2006/02/19 5:44:28

» リッピングが公正でないんなら、CDなんて出すのやめちまえばいい トラックバック ふっかつ!れしのお探しモノげっき
「iPodへのCDリッピングは公正使用にあらず」とレコード業界 (ITmedia News 2006.2.17) EFFのサイトより。 RIAA Says Ripping CDs to Your iPod is NOT Fair Use Where is a limit? RIAAってやはり消費者の事なんてこれっぽっちも考えてないのね what's my s...... 続きを読む

受信: 2006/02/19 22:58:13

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「iPodへのCDリッピングは公正使用にあらず」とレコード業界 (ITmedia News 2006.2.17) EFFのサイトより。 RIAA Says Ripping CDs to Your iPod is NOT Fair Use Where is a limit? RIAAってやはり消費者の事なんてこれっぽっちも考えてないのね what's my s...... 続きを読む

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» リッピングが公正でないんなら、CDなんて出すのやめちまえばいい トラックバック ふっかつ!れしのお探しモノげっき
「iPodへのCDリッピングは公正使用にあらず」とレコード業界 (ITmedia News 2006.2.17) EFFのサイトより。 RIAA Says Ripping CDs to Your iPod is NOT Fair Use Where is a limit? RIAAってやはり消費者の事なんてこれっぽっちも考えてないのね what's my s...... 続きを読む

受信: 2006/02/19 23:01:47

» RIAAってやはり消費者の事なんてこれっぽっちも考えてないのね トラックバック Where is a limit?
RIAAなんて訴訟団体に訴えまくられて潰れちまえ、と言う事で宜しく。 続きを読む

受信: 2006/02/20 14:21:59

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